東芝、「東芝グループCSR報告書2007」を発表
「東芝グループCSR報告書2007」の発行について
~ステークホルダーの関心が高い項目についての報告を充実~
当社は、「東芝グループCSR報告書2007」を本日発行しました。
当社グループの事業活動は、多様なステークホルダーとの関わりの中で進められており、CSR活動を進めていく上で、ステークホルダーとのコミュニケーションが重要度を増しています。本年の報告書は、2月に実施したステークホルダーへの「関心度調査」の結果を加味し、関心度が高い項目を参考にした編集を行いました。
当社グループは、「地球内企業」の考えの下に、よりよい地球環境の実現に貢献し、世界各国や各地域の文化や歴史、慣習の違いを認識・尊重する企業を目指しています。特集では、「地球内企業」をテーマとし、「エネルギーの安定供給と地球温暖化の防止」という2つの目標を同時に達成するために、世界的にエネルギー需要が拡大する中での当社グループの取り組みを報告しています。
また、昨年4月のタイに続き、本年3月に中国、アメリカで実施したステークホルダー・ダイアログをはじめ、環境活動や調達活動、人材育成など世界各地でのCSR活動についての報告をしています。
環境面からは、製品と事業プロセスを合わせた東芝グループの総合的な環境効率について、2000年度を基準に2010年度までに2倍に高めることを目指した「環境ビジョン2010」の実現に向けてまとめた自主行動計画「第4次環境ボランタリープラン」の推進状況を「製品の環境効率向上」ならびに「事業プロセスの革新」の両面から報告しています。
当社グループでは、昨年度から毎年12月を「東芝グループCSR月間」と定め、全世界の従業員一人ひとりに対して、CSRの意識を浸透させ、日常行動に定着させることを図るとともに、グループ内だけでなくグローバルに広がるサプライチェーンへもCSRの推進を要請しています。
当社では、CSR活動の目的である、社会からの信頼を向上させるために、ステークホルダーの方々とのコミュニケーションを重要視し、そのためのツールとして、今後も「東芝グループCSR報告書」を充実させていきます。
【 CSR報告書2007の主要掲載事項 】
1.全般
CSR報告書の企画段階で、ステークホルダーの関心事を調査し、関心事が高い項目を掲載するとともに、自由記入欄に頂いた代表的な質問の回答を掲載しました。
2.特集
(1)火力、原子力をはじめとする多彩な発電技術による世界中のエネルギーの安定供給と地球温暖化防止への貢献について
(2)世界各地でのCSR活動への取り組みについて
中国、アメリカで有識者とステークホルダー・ダイアログ
(3)従業員一人ひとりのCSR意識定着へ向けた取り組みについて
東芝グループCSR月間の創設と推進
3.マネジメント
(1)06年のCSR活動実績と評価、07年のCSR活動の目標を一覧で掲載
(2)コーポレートガバナンス、リスクコンプライアンス、情報セキュリティ、知的財産保護についての取り組みを掲載
4.社会性報告
(1)顧客、株主、取引先、従業員、地域社会等ステークホルダーごとの取り組みを掲載
(2)品質・製品安全向上のための取り組みを充実
5.環境報告
(1)2010年までの環境目標を定めた「第4次環境ボランタリープラン」の達成状況
(2)東芝グループの環境負荷の全容
(3)地球温暖化防止のための諸施策
(4)有害な化学物質を放出しないための化学物質の管理
(5)製品のライフサイクルを通じた資源有効活用のための取り組み
詳細情報は、ホームページに掲載しています。
本報告書の英語版・中国語版については、本年8月をめどに発行する予定です。
また、東芝グループCSR報告書2007および関連データを、下記URLにて本日から公開いたします。
http://www.toshiba.co.jp/csr/
以上