住友金属、6月契約分から国内向け継目無ステンレス鋼管の価格を値上げ
国内向け継目無ステンレス鋼管の値上げについて
当社は、このたび、国内のすべてのお客様向け継目無ステンレス鋼管について、その主原料のひとつであるニッケル価格が依然高水準であることを受けて、下記の通り、値上げの交渉を行っています。
記
1.値上げの内容
(1)対象
国内のすべてのお客様(店売り、紐付き)向け、ニッケル系継目無ステンレス鋼管
(2)値上げ時期
2007年6月契約分以降
(3)値上げ幅
5%の値上げ。値上げ価格のレベルは3~5月のニッケル価格(LME平均US$22.49/lb)に対応しています。尚、7月契約以降については、状況を見極めつつ、決定したいと考えています。
2.値上げの背景
(1)昨年春以降の大幅なニッケル価格高騰を受け、当社は昨年6月契約分以降、逐次、コストアップ分の値上げをさせていただきました。足下のニッケル価格はやや落ち着きを取り戻しつつありますが、直近4~5月までのニッケル平均価格はUS$23/lb以上となっており、このままでは、継目無ステンレス鋼管の収益悪化が避けられないため、速やかにコストアップ分の価格への転嫁が必要となっています。
(2)輸出価格について、既に同様の大幅値上げをさせていただいており、国内についても、依然として、旺盛な需要が継続しています。
(3)当社の継目無ステンレス鋼管は、主に尼崎の特殊管事業所にて製造していますが、主要な需要分野であるエネルギー関連製品の需要(発電用、石油精製・石油化学用、油井用)は世界的に引き続き増加しており、高水準の操業状況は長期的に継続するものと考えています。
<参考> ニッケル平均価格推移(LME Cash Settlement<US$/lb>)
(※ 関連資料を参照してください。)
以 上