沖電気、IPコンタクトセンタシステムを中国常州CATVのコールセンターに納入
OKI、IPコンタクトセンタシステム「CTstage(R)」を中国常州CATVに納入
~ 20拠点をIP統合、光ケーブルネットワークを用いた先進のシステムの実現へ ~
OKIは、このたび中国常州市のCATV(ケーブルテレビ)会社「常州広播電視信息網絡有限責任公司(董事長:張 兵、本社:中国江蘇省常州市、以下 常州CATV)」に、弊社製CTIサーバ「CTstage(R) 中国語版(以下「CTstage」)」をベースとしたIPコンタクトセンタシステムを納入しました。本システムは、常州CATVのカスタマサポート用コールセンタとして常州市に設置され、2007年5月8日よりサービスを開始しています。本システムは常州CATVの営業20拠点のコールセンタ機能をIPネットワーク上に統合したもので、席数30席からスタートし、今後1年間で100席まで拡張していく予定です。
中国のテレビ保有台数は現在約4億台を数え、2015年には従来のアナログ放送が終了して全てデジタル放送に切り替える予定です。常州市は「国家放送映画テレビ総局」が認定する「ケーブルデジタルテレビ放送試行運営33都市」のひとつとして、また全国で最も早くデジタルテレビ放送を開通した都市のひとつとして、デジタルテレビへの対応を積極的に推進してきました。特に、常州CATVは2010年までに約100万台のアナログケーブルテレビのデジタル化を計画しており、新市場の立ち上げとデジタル放送への切り替えを加速するため、新サービスに対応したカスタマサポート体制の整備を重要な課題としていました。
常州CATVでは、新規加入受付、受信料やサービスメニューの問い合わせ、「CATV放送受信機器の設置手配」やアフターサポートなどの電話対応業務を、従来は各営業拠点ごとに行ってきました。これらの問い合わせをワンストップで受け付ける窓口を設定するとともに、カスタマサービス体制を整え、常州市民に対して迅速かつ質の高いサービスの提供を目指すため、新たにIPコンタクトセンタシステムを導入することを検討してきました。
その結果、弊社の「CTstage」が、システムの構築や設定変更が容易でコストパフォーマンスに優れていることや日本市場でシェア第一位を誇る商品力を持つことにより採用が決まりました。また、地元常州の弊社現地法人である沖電気軟件技術(江蘇)有限公司(董事長:坪井正志、本社:江蘇省常州市、以下 沖電気軟件)のIP関連ソフトウェア開発の実績も高く評価され導入に結びついています。
今回導入したIPコンタクトセンタシステムは、常州CATVが市全域に敷設した光ケーブルネットワークをベースに、常州市にある20の営業拠点の問い合わせ窓口をIPネットワーク上で統合します。顧客データベースおよびアプリケーションサーバは常州CATV本社に設置され、設備の一元管理を行います。また、データは拠点間で共有することが可能なため、各営業拠点にオペレータを分散することができます。さらに、各拠点間の通話にはIP電話を利用することで通信費を削減できるとともに、今後の移設や増設にも柔軟に対応することが可能です。
本システムの開発、販売およびサポートは沖電気軟件が行います。常州CATVと沖電気軟件の両社は、本システムを光ケーブルネットワークをベースにした中国における先進のIPコンタクトセンタモデルとして育てるべく協力して取り組んでいきます。
*会社概要などは、添付資料をご参照ください。
【 本件に関するお客様からのお問い合わせ先 】
<日 本>
PC/WS インフォメーションセンタ 電話 0120-490-988
<中 国>
沖電気軟件技術(江蘇)有限公司
電話:+86-(0)519-5127700 e-mail:ostj-sales@oki.com
Webサイト:http://www.okijs.com
【 「CTstage」に関する詳細情報へのアクセス 】
Webサイト:http://www.ctstage.com