サン、会津大学と福島地域の教育研究などでIT活用推進に向け共同研究を開始
会津大学とサン、福島地域のIT教育と教育研究機関におけるIT活用の推進に向けて共同研究を開始
公立大学法人会津大学(学長:角山 茂章)とサン・マイクロシステムズ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:末次 朝彦、以下サン)は、サンの産学連携プログラムである「Center of Excellence(センター・オブ・エクセレンス:Sun COE)」の契約を本日締結し、今後、会津をはじめ福島県全体のIT教育と教育研究機関におけるIT活用の推進に向けて、本格的な研究活動を開始していくことを発表します。
会津大学は、「To Advance Knowledge for Humanity」というスローガンのもと、世界に通じるコンピュータ理工学分野の科学者、エンジニアを育成することを教育目標に、コンピュータ理工学部に特化した日本初の大学として平成5年4月に開学しました。現在では、UNIX(Solaris(TM))を全面的に採用した教育環境のもと、高い専門性を持った人材を育成するとともに、会津発のIT教育を先導する立場から、地元の高校や周辺大学へのIT講習会の開催などにも積極的に取り組んでいます。
サンの産学連携プログラムである「Center of Excellence(センター・オブ・エクセレンス:Sun COE)」は、教育機関もしくは研究機関とサンが、サンの技術を用いて行われる教育・研究活動のうち、特に先端的な取り組みや産業界等への応用が期待できる活動を共同で推進することを目的とするプログラムです。
Sun COEプログラムの契約を締結することで、教育・研究機関とサンは平均で1~3年に渡る活動プランを共同策定し、それに基づいて各種教育・研究活動を実施します。先端技術の開発や研究を行う大学や研究機関との連携を強化・拡充する目的で、米国サンが全世界で展開する産学連携プログラムです。日本では、これまでに、産業技術総合研究所、北海道大学、東京理科大学などがSun COEプログラム契約を締結しました。
この度、サンが会津大学とSun COE契約を締結する背景と認定テーマは、以下のとおりです。
●Sun COE締結の背景
1.教育研究機関におけるIT活用について、様々な先進的な取り組みをされていること
2.会津地区へのIT教育を先導し、地域全体の教育分野でのIT教育ならびにIT活用について積極的に取り組まれていること
3.社会に優秀なUNIX技術者を輩出する機関としての役割を担っていること
4.学内の環境にもUNIX系システムを採用し、OpenSolaris(TM)をはじめとしたOpen Softwareを積極的に活用されていること
●Sun COE認定のテーマ:
「Messaging Network for Service Oriented Computing and Sensor Network」
Sun COE契約の締結によって、会津大学はサンの協力を受け、地元地域のIT教育と教育研究機関におけるIT活用の推進に向けて、今後、様々な地域支援や教育支援のプログラムを検討してまいります。
また、OpenSolarisの利用と技術的理解を深めるため、周辺大学や地元の高校生も招いてSolaris Install Festa および Solaris講習会を6月29日・30日の両日、会津大学にて開催します。また、8月には「会津ITサマーフォーラム2007」の開催や、会津大学がホストとなるIEEE 国際カンファレンスの開催も10月に予定されています。会津大学の授業カリキュラムにおいては、Solarisの講義も予定しています。
サンと会津大学は、Sun COE契約の締結によって連携をさらに強化し、福島県全体のIT教育と教育研究機関におけるIT活用の推進に貢献してまいります。また、これらの教育活動を通じて将来のUNIX技術者を育成し、IT業界のさらなる発展とビジネス機会の創出を狙います。
*Sun、Sun Microsystems、サンのロゴマーク、Solaris、OpenSolarisは、米国Sun Microsystems,Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
■本件に関する教育機関や一般のお客様からのお問い合わせ先:
会津大学 情報センター
TEL:0242-37-2524
Email:instfesta@u-aizu.ac.jp
サン・マイクロシステムズ株式会社
エデュケーション・リサーチ営業本部
TEL:03-5156-9590
Email:Site-TKY@sun.com