住友ゴム、「社会・環境報告書2007」を発行
「社会・環境報告書2007」を発行
住友ゴム工業(株)は、この度、2006年度の社会・環境活動をまとめた「社会・環境報告書2007」を発行しました。
住友ゴムでは、環境省の「環境報告書ガイドライン」に基づき、2001年度版から毎年「環境報告書」を発行しています。2005年度版からは、「社会・環境報告書」と名称を変更し、地球環境保全に関する取り組みの他、コンプライアンス(法令遵守)や労働安全衛生など社会的側面に関する活動についても、より広範囲に説明・開示するよう努めてきました。
今回発行した「社会・環境報告書2007」では、GRI(Global Reporting Initiative)の「持続可能性報告のガイドライン#3」を参考に「重要性重視」の観点から内容の見直しを図るとともに、日本のタイヤ業界としては初※1の日本環境情報審査協会の定めた「環境報告書審査・登録マーク付与基準」を満たした第三者審査を実施し、報告書の信頼性を高めました。
また、昨年に続き「特集ページ」で社会・環境に対する当社の特徴的な取り組みを紹介し、住友ゴムグループらしさが伝わる内容としました。
本年度の特集内容、及び前回の報告書から見直した項目は以下の通りです。
<特集内容>
1.世界初※2の特殊吸音スポンジを搭載し、かつてない※3“静かさ”を実現したコンフォートタイヤを開発。
2.グループ全社が一丸となり、完全ゼロエミッションの達成に向かって邁進。
3.培ってきた技術・ノウハウをベースに、安全で安心して暮らせる社会の実現に貢献。
<見直した項目>
1.「CO2総排出量20%削減(1990年比)」を2010年の新中長期目標として設定。
2.国内工場から海外の主要非生産拠点までのグローバル環境保全データを追加。
3.第三者審査を実施。
2006年度社会・環境活動の主たる成果は以下の通りです。
1.ダンロップの70%石油外資源タイヤ「ENASAVE(エナセーブ)ES801」が4つの栄誉ある賞を受賞。
2.中国・常熟/蘇州工場が労働安全マネジメントシステムの国際的な規格「OHSAS18001」の認証を取得。
3.WBCSD(持続可能な発展のための世界経済人会議)への参加。
4.国内工場の生産量は対前年比2%強増加したが、全タイヤ工場のコージェネレーションシステム導入等によりCO2総排出量は2年連続減少し、対前年4%強の削減。
5.有機溶剤総排出量を2000年度比30.3%削減。
6.中国・中山工場とマレーシア工場がゼロエミッションを達成したことにより、国内外の主要全10工場がゼロエミッションを達成。
7.海外製造会社の成果
(1)中国・常熟/蘇州工場が「環境報告書」を発行。(2年連続)
(2)インドネシア工場が「環境報告書」を発行。
当社グループは、企業の社会的使命を果たすために、広く地域・社会に貢献し、期待され信頼され愛される企業として、新しい価値を創出し、持続可能な社会の発展に貢献して行きます。
なお、「社会・環境報告書2007」は、当社グループのホームページ「環境への取り組み」のページでご覧いただけます。ホームページのアドレスは、 http://www.srigroup.co.jp です。
※1:日本におけるタイヤ製造会社の中で。(2007年6月25日現在、当社調べ)
※2:タイヤの内側に非リング状の特殊なスポンジを装着し、ロードノイズを低減させた量産乗用車用タイヤとして。2007年3月31日現在、日本では特許No.3612059等、計3件、外国では特許No.6726289等、計6件取得済。また、日本を含む世界で合計93件の特許を申請中。尚、1985/1/1~2005/8/31間の特許文献、非特許技術文献、新聞・雑誌等の一般的な情報の範囲において、公報の目視スクリーニング等で調査した結果、「世界初」と推定される。この調査は住友ゴム工業株式会社が第三者の調査会社に委託して実施。
※3:当社商品中。
●環境報告書審査・登録マーク
第三者審査を受けた結果として左のマーク(※ 関連資料参照)の付与が認められました。
これは、「社会・環境報告書2007」に掲載された環境情報の信頼性に関して、日本環境情報審査協会「 http://www.j-aoei.org/ 」の定める「環境報告書審査・登録マーク付与基準」を満たしていることを示します。
(※ 参考画像、環境報告書審査・登録マークは関連資料を参照してください。)