プロダクション・アイジーとマッグガーデン、持株会社体制へ移行
持株会社体制への移行に関するお知らせ
(会社分割、株式交換および商号変更に関するお知らせ)
株式会社プロダクション・アイジー(以下、「プロダクション・アイジー」といいます。)と株式会社マッグガーデン(以下、「マッグガーデン」といいます。)は、本日開催したそれぞれの取締役会において、会社分割および株式交換を併用する方式により、持株会社体制に移行することを決議し、基本合意書を締結いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
I 持株会社体制への移行について
1.持株会社体制への移行の目的
アニメーション制作を事業の柱としているプロダクション・アイジーとコミック専門出版社であるマッグガーデンは、平成18年11月17日に資本・業務提携に合意し、現在にいたるまで提携関係を進めてまいりました。その結果、具体的にプロダクション・アイジーが企画・制作に関わっているアニメーション作品「ウエルベールの物語」「神霊狩 GHOST HOUND」のマッグガーデンが発行するコミック誌「月刊コミックブレイド」での連載等、いくつかの成果があがってまいりました。また両社の企業風土も極めて合致し、友好的な提携関係を構築しております。
一方、アニメーション・コミックをめぐる市場環境は必ずしも良好とは言えず、アニメーションにおいてはDVD販売本数の減少、コミックにおいてはコミック雑誌の販売部数の減少という傾向が顕著であります。このような環境の中、アニメーションとコミックという2つのエンターテイメント・コンテンツをビジネスドメインとする両社の経営資源を、今後より一層有効に活用し業績の向上を図っていくためには更なる密接な関係を築く必要があります。両社の業態は、原作を輩出するコミックというジャンルと、それを映像化するアニメーションというジャンルで、相互に補完関係にある業態であり、統合における相乗効果は非常に大きいと考えております。
持株会社(会社名 株式会社IGポート 仮称)は、グループ全体の戦略の立案・発動と、経営管理、リスクマネージメントを主に行い、傘下のプロダクション・アイジーとマッグガーデン(現在プロダクション・アイジーの100%子会社である株式会社ジーベックも傘下に入ります。)はそれぞれの事業に専念し、グループ全体の経営効率の向上を図ることを目的として持株会社への移行を行うことにしたものであります。
2.持株会社体制への移行方式および商号の変更
持株会社体制への移行は、プロダクション・アイジーを分割会社とする分社型新設分割(効力発生日平成19年11月1日予定)により、プロダクション・アイジーの事業の殆どを新たに設立する会社に承継させることおよびプロダクション・アイジーを完全親会社、マッグガーデンを完全子会社とする株式交換(効力発生日平成19年12月1日予定、以下本株式交換)により行います。
なお、会社分割による新設会社の商号は「株式会社プロダクション・アイジー」とし、会社分割の効力発生日に現プロダクション・アイジーは商号を「株式会社IGポート(仮称)」に変更いたします。また、商号につきましては、正式決定次第お知らせいたします。
3.上場に関する事項
現プロダクション・アイジー(会社分割後は株式会社IGポート 仮称)は、株式交換後も引き続きジャスダック証券取引所に上場いたします。
マッグガーデンは、株式交換によって現プロダクション・アイジー(会社分割後は株式会社IGポート 仮称)の100%子会社となるため、平成19年11月27日(火)をもって東京証券取引所において上場廃止となる予定です。
II 会社分割の要旨
1.新設分割の日程(プロダクション・アイジー)
株主総会基準日 平成19年5月31日(木)
分割計画書承認取締役会 平成19年7月13日(金)
分割計画書承認定時株主総会 平成19年8月23日(木)
商号変更日 平成19年11月1日(木)
分割の効力発生日(新会社設立登記日) 平成19年11月1日(木)
2.分割方式
ブロダクション・アイジーを分割会社とし、新設会社に主たる事業を承継する分社型新設分割方式です。
3.分割により減少する資本金等
資本金等の減少は予定しておりません。
4.新株予約権および新株予約権付社債に関する取扱い
プロダクション・アイジーはストックオプションとして新株予約権を発行しておりますが、会社分割に際して、新株予約権の新設会社へ承継は予定しておりません。
5.分割による業績の見通し
この分割による連結業績への影響は軽微であります。
6.その他
新設会社が承継する権利義務、債務履行の見込み、分割する部門の経営成績、分割する資産、負債の項目および金額、新設分割会社の状況については、7月13日(金)に開示する予定です。
※以下詳細は添付資料を参照