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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.08.Sat
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2007'07.12.Thu

富士フイルムと島津製作所、高性能医療用デジタルX線画像診断装置を発売

高感度・高画質・高速画像表示により医療現場を強力にサポート
富士フイルムと島津製作所
画像処理装置とFPD(*1)・X線装置の相互供給により
医療用デジタルX線画像診断装置を新発売


 富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)と島津製作所(社長:服部 重彦)は、富士フイルムの画像処理装置および高画質デジタル画像処理ソフトウエア「Image Intelligence(TM)」(*2)と島津製作所の直接変換方式FPD(フラットパネルディテクタ)・X線装置を相互に供給しあうことにより、高感度・高画質・高速画像表示などの優れた特長をもつ新世代医療用デジタルX線画像診断装置を開発し、今後、国内市場向けに両社の販売ネットワークを通じてそれぞれのブランドで販売してまいります。

*1:FPD(フラットパネルディテクタ)は、薄型パネル状のデジタルX線イメージセンサーです。FPDには、X線を直接電気信号に変換する直接変換方式と、いったん光信号に変換した後に電気信号に変換する間接変換方式があります。

*2:「Image Intelligence(TM)」は富士フイルム(株)の登録商標です。


 今回富士フイルムが発売いたしますデジタルX線画像診断装置は、画質の高さに定評のある直接変換方式FPDと制御装置からなるX線画像撮影処理部「FUJIFILM DR BENEO-CORE(べネオ コア)」と、デジタル式X線装置「FUJIFILM DR BENEO(べネオ)」から構成されています。
 X線画像撮影処理部「FUJIFILM DR BENEO-CORE」の制御装置「DR コンソール」には、高画質デジタル画像処理ソフトウエア「Image Intelligence(TM)」を搭載しており、当社独自の画像処理技術が、直接変換方式FPDの性能を最大限に引き出し、世界最高水準の高画質・高感度(*3)を実現します。
 デジタル式X線装置「FUJIFILM DR BENEO」は、操作性とポジショニングのフレキシビリティに優れる天井走行式のX線装置で、立位撮影用スタンドと臥位撮影用テーブルには「BENEO-CORE」のFPDとX線装置の動きを自動連動させる機能も備え、撮影業務の効率性・確実性を高めます。

*3:2007年5月末時点、当社評価による。


 富士フイルムは世界に先駆けて1981年にデジタルX線画像診断システム「FCR(Fuji Computed Radiography)」を開発し、X線画像診断の進歩に貢献してきました。デジタルマンモグラフィーで定評のある「FCR PROFECT(プロフェクト)CS」、高感度で撮影X線量の低減に寄与する「FUJIFILM DR PRELIO(プレリオ)U」など、各種FCRやFUJIFILM DRの幅広いラインアップは、その高画質・高品質と、独自の画像処理技術でデジタルX線診断システムのスタンダードとして高いご支持をいただいています。また、島津製作所は2004年11月に超高精細デジタル画像を大視野で実現する国産初の17インチ角直接変換方式FPD搭載一般X線撮影システム「RADIOTEX Safire」を発売し、市場から高い評価を得ています。このたび、両社は、それぞれに特徴ある技術を生かした製品を供給しあうことで、特徴のあるFPD搭載デジタルX線画像診断装置を開発いたしました。

 富士フイルムは、トップシェアであるFCRを中核に、超音波診断装置、内視鏡、そして今回発売するFPD方式のデジタルX線画像診断装置を加え、モダリティソリューションのラインアップを強化し、医用画像ネットワークシステム「SYNAPSE」(*4)を中心としたネットワークサービス事業を連携させていきます。そして当社の高い技術力と医療用画像診断分野における豊富な経験を生かして、今後の当社のメディカル事業の成長につなげるとともに、医療の質の向上や人々の健康の維持増進、クォリティ オブ ライフのさらなる向上に努めてまいります。

*4:「SYNAPSE」はFCR・FDRやCT、MRなどの各種モダリティで撮影される大量の画像データをネットワーク上で管理する次世代型医用画像情報システムです。


                    記


1.発売予定 平成19年7月初旬


2.品   名 「FUJIFILM DR BENEO-CORE」
         (販売名および認証番号:富士フイルム DR-ID 100/219ABBZX00105000)
         「FUJIFILM DR BENEO」
         (販売名および認証番号:デジタル式X線一般撮影システム DR-XD 100/219ABBZX00083000)


3.標準ユーザー渡し価格  1億2千万円(X線懸垂機+立位スタンド+臥位テーブル)


4.主な特長

(1)直接変換方式FPDと「Image Intelligence(TM)」の組み合わせによる、高画質/高感度/高い安定性
 ・高鮮鋭性、高いX線検出効率で大幅な低線量撮影が可能。
 ・長年の実績を誇るFCRと同様の画像処理機能、画像調整機能。

(2)使いやすい先進のワークフロー
 ・撮影画像表示速度最短3秒以下(*5)。画像処理を終了した画像をその約3秒後に表示します。
 ・最短8秒間隔(*5)での連続撮影が可能。
 ・FCRと同じ使いやすいユーザーインターフェイスを有するシステム制御装置「DR Console」。
 ・操作性、撮影ポジショニングのフレキシビリティに優れる天井走行式X線装置。
 ・撮影スタンド、撮影テーブルに搭載されたFPDとX線装置の連動機能。
  *5  :当社試験条件による。

(3)優れた外部インターフェイス
 ・DICOM準拠のインターフェイスによる画像情報システム(「SYNAPSE」など)へのスムーズな接続。
 ・放射線情報管理システム(「F-RIS」など)との優れた連携。


5.主な仕様

●X線画像撮影処理部「FUJIFILM DR BENEO-CORE」

 ・X線変換方式:直接変換方式(出力階調16bit)
 ・撮影サイズ:17×17インチ
 ・画素サイズ:150μ×150μ
 ・画像表示時間:最短3秒以下(*6)(約3秒後に画像処理を終了した画像を表示)
 ・撮影間隔時間:最短約8秒(*6)
 ・画像処理:階調処理、周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理、直線断層障害陰影除去処理、ノイズ抑制処理、マルチ周波数処理(オプション)、黒化処理(オプション)
 ・DICOM対応:DICOM Storage対応(DXまたはCR)

●デジタルX線発生装置「FUJIFILM DR BENEO」

 ・X線管懸垂機:タッチパネル式液晶モニター
 ・立位スタンド:90°チルト機構
 ・臥位テーブル天板昇降範囲:390~940mm
 ・連動機能:X線装置とFPDとの各種連動機能装備
 *6  :画像サイズや画像処理などによって数値が異なります。


【 本件に関するお問い合わせ 】
 お客さま 富士フイルムメディカル株式会社 営業本部 TEL 03-6419-8033

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