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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.08.Sat
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2007'07.18.Wed

凸版印刷、UHF帯ICタグ利用空間の電波状況を測定するシステムを開発

国内初、UHF帯ICタグ利用空間の電波状況を測定するシステムを開発
~ ICタグ導入現場の電波状況を可視化し、最適な機器設置を可能に ~


 凸版印刷株式会社(本社:千代田区、代表取締役社長:足立 直樹、以下 凸版印刷)は、UHF帯ICタグの利用空間の電波状況を測定、可視化するシステムを開発しました。UHF帯ICタグ向けで国内初となる本システムは、電波の到来方向と強さを測定できる特殊なアンテナと解析ソフトを組み合せ、立体的に空間の電波状況を測定します。

 現在、UHF帯ICタグを利用する場合には、実際の読み取り作業を確実に行えるようにするため、関連機器(リーダ/ライタ)の設置位置や、ICタグの添付場所や方向など微調整を繰り返して検証する必要がありました。
 UHF帯ICタグを活用する現場の電波状況を調べ、可視化する本システムを活用することで、実際のICタグを使用したテストを行う前に、ICタグが読み取り可能な位置を見込めるようになります。
 これにより、事前テストに関わる負荷を大幅に削減し、UHF帯ICタグを利用する環境の構築がよりスムーズに行えます。

 凸版印刷は、2005年12月に開設したUHF帯ICタグの実験施設「TOPPAN RFID LAB953」とともに本システムを活用し、UHF帯ICタグの導入予定ユーザーに対し,より的確な環境構築の提案を行っていきます。


【 背 景 】
 UHF帯ICタグは通信距離が長く、ゲート型のリーダ/ライタで一括処理ができるなどの特長があります。そのため、国内で物流業務を中心に導入が本格化し、国際的にも利用が進んでいます。一方、UHF帯ICタグは、添付する物品の素材(金属、プラスチックなど)や、RFID機器(リーダ/ライタなど)の設置状態、ICタグとの相性など、さまざまな要素によって読取の距離や精度が変化してしまいます。このため、安定した利用のために事前テストが不可欠です。
 この安定した読取を実現するための事前テストは、実際の導入環境にRFID機器を設置し様々な条件で読み取りテストを繰り返し行う必要があり、時間、費用面で非常にコストがかかり、導入の大きな障害となっていました。

 今回、この導入前の事前テストにかかる負荷を削減し、よりスムーズなICタグ・システムの構築を可能にするために、凸版印刷はUHF帯ICタグを利用する空間を電波の到来方向と強さを立体的に測定する技術「三次元電磁界測定技術」を用いて計測、可視化するシステムを開発しました。なお本システムでは、ジーコム株式会社(本社:大田区、代表取締役社長:杉原博夫)の三次元電磁界測定技術を使用しています。


【 本システムの使用方法 】
 UHF帯ICタグを利用する予定の現場にRFID機器(リーダ/ライタ)を設置。電波の到来方向と強さがわかる特殊なアンテナを移動(前後、左右、上下)させます。これにより、各位置における電波状況を測定します。このデータを解析ソフトを利用して画像として確認することができます。特定の地点でUHF帯ICタグをRFID機器で読み取れるかどうか判断できます。

【 本システムの特長 】
1.UHF帯ICタグの利用を予定している現場にリーダ/ライタなどRFID機器を設置。この空間の電磁界強度分布を可動式の三次元電磁界測定センサを使用して測定します。
2.測定したデータをビジュアル化(可視化)し、設置されたリーダ/ライタからの電波の発射方向やエリアがどのようになっているか、また反射などで電波が乱れているかなどを視覚的に確認できます。
3.測定したデータを解析することにより、リーダ/ライタのアンテナなど、UHF帯ICタグを活用する際に必要となる機器の設置位置の決定や、導入現場に応じたICタグ・システム運用方法の提案が迅速かつ的確にできるようになります。

【本システム開発によるメリット】
1.設置条件の割り出しや、安定した読み取りを実現するために必要となる事前テストを行う時間や手間を大幅に削減することが出来ます。
2.ビジュアル化されたデータに基づいて、導入予定ユーザーに的確な機器設置を判りやすく提案できるようになります。
3.導入予定ユーザー向けの機器設置提案の標準化がはかれます。

【今後の展開】
 今後、凸版印刷は本システムの精度向上や軽量化など技術革新を進め、ICタグの導入に際して事前テストを効率的に行えるサービスの提供を予定しています。


以  上

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