アイシン精機、エンジン部品の生産能力増強で熊本県に新会社を設立
アイシン精機、熊本県にエンジン部品の生産新会社を設立
アイシン精機株式会社(本社:愛知県刈谷市 社長:山内康仁)は、熊本県下益城郡城南町にエンジン部品を生産する新会社「アイシン九州キャスティング株式会社」の設立を決定しましたので、お知らせします。
当社は、九州地区での事業拡大をはかるため、1993年にアイシン九州株式会社(本社:熊本県下益城郡城南町 社長:加藤 肇)を設立し、ボディ部品の生産を開始いたしました。その後、得意先増産への対応として2005年よりエンジン部品の加工工程を追加し、九州地区の得意先への供給拠点として事業展開しています。
今回、得意先からのエンジン部品の受注拡大に対応し、国内アルミダイキャストの生産能力の増強を図るため、九州地区で新たに一貫生産を行う体制を整えます。
新会社にアイシン九州のエンジン部品と、アイシン軽金属株式会社(本社:富山県射水市 社長:井上 宗太)やアイシン精機西尾工場(愛知県西尾市)の九州向けのエンジン部品の生産を集約することで、九州地区での生産・調達率の向上を図ります。
新会社は、アイシン九州と同一の敷地内に建設し、アルミダイキャスト製品(タイミングチェーンケース、オイルパン、シリンダーヘッドカバー)を鋳造から加工・組付まで、樹脂インテークマニホールドを成形から組付まで一貫生産します。
アルミダイキャスト事業は当社の主要事業の一つで、国内外でのグループを含めたアルミダイキャストの生産量は、2006年度約33万トンから2010年度には約44万トンまで拡大を見込んでいます。
アルミダイキャスト事業の拡大に伴い、国内での生産対応としては、基幹となる西尾工場を中心に、アイシン北海道株式会社(本社:北海道苫小牧市 社長:栗原 大介)の設立、今回のアイシン九州キャスティング設立などで生産能力の増強を図っていきます。海外では北米・欧州・中国・アセアンなどグローバルでの生産体制を拡充し、アルミダイキャスト事業の更なる拡大をめざします。
新拠点の概要は、以下のとおりです。
記
1.社 名: アイシン九州キャスティング株式会社
2.設 立: 2007年8月1日予定
3.所在地: 熊本県下益城郡城南町
4.資本金: 10億円
5.出資比率: アイシン九州株式会社 100%
6.代 表: 木村 俊幸〔現 アイシン精機 生産企画部 主査(部長格)〕
7.工場規模: 建物 約14,000平方メートル
8.生産品目: アルミダイキャスト製品(タイミングチェーンケース、オイルパン、シリンダーヘッドカバー)樹脂インテークマニホールド
9.生産開始: 2008年9月
10.売上規模: 2010年度見込み 約78億円
11.従業員数: 2010年度見込み 約200名
12.投資額: 建屋、設備等で、約100億円
以 上
(ご参考)会社概要
※添付資料を参照