ロート製薬、肌のハリ・弾力に不可欠な「エラスチン」産生を高める新規ペプチドを開発
国内初!
肌のハリ・弾力に不可欠な「エラスチン」の産生を高める、新規ペプチドを開発!
コラーゲン、ヒアルロン酸の産生促進作用も確認。
ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:山田邦雄)は、「再生美容」を重点研究テーマに掲げる新研究拠点「ロートリサーチビレッジ京都」において、肌のハリ・弾力に不可欠な「エラスチン」の産生を高める新規ペプチド「テトラペプチド-5」を開発しました。「エラスチン」の産生を高める成分を開発したのは国内で初めてです。また、エラスチンだけでなく、コラーゲンやヒアルロン酸の産生を高める作用も確認しています。これらの結果から、この新規ペプチドは機能性化粧品の素材として非常に有用であると考え、今後発売予定の機能性化粧品への応用を検討しています。尚、この成果は第24回国際化粧品技術者会IFSCC(2006年10月、大阪)、ならびに第32回日本香粧品学会(2007年6月、東京)で発表しました。
■研究の背景
当社は医薬品だけでなく、機能性化粧品を主要事業の一つとして研究開発に取り組んでいます。特に近年は新研究拠点「ロートリサーチビレッジ京都」において「再生美容」を重点研究テーマに掲げ、基礎研究や素材の開発などより川上の研究を強化しています。そうした中、加齢に伴う皮膚の変化に着目して素材開発を行いました。肌を若々しく保つために重要な皮膚の構成成分はコラーゲンやヒアルロン酸などがよく知られていますが、当社は「エラスチン」に着目しました。エラスチンは皮膚では微量しか存在していませんが、コラーゲン、ヒアルロン酸に比べ未知な部分も多く、老化との関係においてはコラーゲン以上に密接な関係があるのではないかと考えたからです。そこでエラスチン産生促進に関連する成分の検索を行い、新規ペプチドを見出しました。
■新規ペプチド「テトラペプチド-5」について
血管や心臓など弾力性に富む臓器に多く発現するたんぱく質(エラスチン線維関連蛋白/Elastin Microfibril Interface-Located protein-1;EMILIN-1)に着目し、ロートが初めて見出した新規ペプチドです。LEHA(ロイシン-グルタミン酸-ヒスチジン-アラニン)という配列をもつテトラペプチドです。
■結果
真皮線維芽細胞におけるエラスチン産生を高めることを確認
A)エラスチン産生を指令する遺伝子の発現が増加 B)エラスチン産生が高まることを確認
※以下、詳細は添付資料をご参照ください。