セイコーエプソン、「艶やかボイス」音声ガイドLSI対応ROMエミュレーションツールを開発
セイコーエプソン、「艶やかボイス」音声ガイドLSI対応ROMエミュレーションツールを開発
~PC上で音声出力をエミュレート~
セイコーエプソン株式会社(社長:花岡清二)は、このたび、組み込みアプリケーション用途向け音声ガイドLSI「S1V30300シリーズ」に対応するROMエミュレーションツールを開発いたしました。
本ツールは、音声ROM内蔵の音声ガイドLSI「S1V30300」シリーズに対応し、PCに格納された音声データを「S1V30300」シリーズのROMデータとほぼ同じ環境下で再生することを可能とします。
また、Host CPUからの同期シリアルインタフェースによるメッセージプロトコルに応じて、PC上の仮想ROM内の音声データを読み出して「S1V30300」シリーズのサンプルチップに送信します。
本ツールを利用することで、お客様の製品にROM発注前の「S1V30300」シリーズを組み込み、音質や再生状態の確認を行った上でROMマスクの発注をすることが可能です。さらに、お客様のHostプログラムのデバッグ環境と結合し、ROM発注前の「S1V30300」シリーズサンプルチップにて、お客様向けの音声出力LSIのデバッグが実現可能となります。
なお、概仕様と特徴、エミュレーション例については、以下をご参照ください。
以 上
■概仕様と特徴
●Host CPUおよび「S1V30300」シリーズとの接続モード
【Sequencer Mode】
Host CPUからのメッセージで指定される複数の音声を仮想ROMから読み出し、メッセージに応じて音声データ間に無音を挿入し、1つのデータに結合して「S1V30300」シリーズへと送信します。この機能により、再生状態を仮想ROMでエミュレートします。
【Sequencer w/o delay Mode】
Host CPUからのメッセージで指定される複数の音声を、仮想ROMから読み出し、順次「S1V30300」シリーズへと送信します。メッセージ中の無音時間指定は無視します。この機能により、シーケンサーメッセージに含まれる各単語の発声を確認することができます。
【Through Mode】
全てのメッセージをHost CPUから「S1V30300」シリーズへとそのまま送信します。ROMエミュレートをオフにします。
●評価キットとの接続が可能
「S1V30300」シリーズ評価キットと接続することで、お客様のボードを開発する前に評価キットを用いて音声データの評価が可能です。
●Host CPUとの接続
同期式シリアルインタフェース 4線式SPI+GND計5本
●「S1V30300」シリーズとの接続
同期式シリアルインタフェース 4線式SPI+GND 計5本
■エミュレーション例
※添付資料を参照
●ARM PoweredはARM社の登録商標です。本製品はARM社のコアを使用しています。
その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。