不動産経済研究所、2007年上半期の近畿圏マンション市場動向を発表
《 近畿圏のマンション市場動向 》
- 2007年上半期(1~6月) -
◎前年同期比5.5%増の1万5,096戸。大阪市激減も、府下、神戸市がカバー。
◎価格は3,375万円(1.6%アップ)、m2単価45.5万円(4.4%アップ)
◎下半期は約1万8,000戸。大阪府下・神戸市部が激化。
(1)1-6月の発売は1万5,096戸、前年同期比5.5%増。
’06年1万4,311戸、’05年1万4,078戸、’04年1万5,823戸、’03年1万5,271戸、’02年2万443戸、’01年1万7,274戸、’00年1万9,601戸、’99年1万6,698戸、’98年1万3,052戸、’97年1万5,306戸、’96年2万633戸(過去最多)。
(2)初月契約率の平均は67.5%、前年同期の72.7%に比べ、5.2ポイントのダウン。
(3)1戸当たり価格は3,375万円、1m2当たりの単価は45.5万円。
前年同期比で戸当たり52万円(1.6%)アップ、m2単価は1.9万円(4.4%)のアップ。
戸当たり価格、m2単価は2年連続アップ。
(4)継続販売戸数は5,277戸、’06年6月末(3,782戸)比1,495戸増。
(5)下半期(7-12月)の販売見込みは、約1万8,000戸、(’06年1万5,838戸)
’06年1-12月3万0,146戸、’07年1-12月(見込み)約3万3,000戸(当初見込み3万戸)
☆近畿圏のマンション市場動向 <2007年上半期(1~6月)>
1. 2007年上半期(1~6月)の新規販売戸数は1万5,096戸である。対前年同期(1万4,311戸)比5.5%(785戸)増である。
1. 上半期の地域別発売戸数は大阪市3,103戸(前年同期4,331戸)、大阪府下5,504戸(同3,985戸)、神戸市1,925戸(同1,309戸)、兵庫県下2,074戸(同2,138戸)、京都市1,024戸(同507戸)、京都府下309戸(同377戸)、奈良県433戸(同685戸)、滋賀県695戸(同868戸)、和歌山県29戸(同111戸)である。
1. 前年同期実績に対する地域別増減率は大阪市28.4%減、大阪府下38.1%増、神戸市47.1%増、兵庫県下3.0%減、京都市102.0%増、京都府下18.0%減、奈良県36.8%減、滋賀県19.9%減、和歌山県73.9%減となっている。
1. 上半期の1戸当たりの平均価格、m2単価は3,375万円、45.5万円である。
前年同期は3,323万円、43.6万円であったので、前年同期比総額では52万円(1.6%)のアップ、m2単価では1.9万円(4.4%)のアップである。
1. 上半期の地域別平均価格、1m2当たりの分譲単価は以下の通り。
大阪市3,435万円、52.0万円(前年同期3,372万円、46.0万円) 大阪府下3,301万円、42.8万円(同3,432万円、43.4万円) 神戸市3,613万円、49.2万円(同3,117万円、42.5万円) 兵庫県下3,370万円、42.2万円(同3,632万円、45.6万円) 京都市3,713万円、55.1万円(同3,222万円、53.4万円)京都府下3,364万円、40.1万円(同2,698万円、35.4万円) 奈良県2,898万円、36.6万円(同2,919万円、36.4万円) 滋賀県2,882万円、39.3万円(同2,857万円、35.1万円) 和歌山県2,791万円、37.9万円(同2,731万円、38.0万円)。
1. 1~6月の平均月間契約率は67.5%で、前年同期の72.7%に比べて5.2ポイントダウンしている。
1. 1~6月の総契約戸数(2005 年末の継続販売戸数を含む)は1万4,490戸で前年同期実績の総契約戸数1万4,383戸を107戸(0.7%)上回っている。
1. 上半期の即日完売戸数は2,195戸(発売戸数の14.5%)、公庫付戸数は6,212戸(41.2%)であった。
1. 下半期の発売見込みは、約1万8,000戸で前年同期(1万5,835戸)比13.7%の増加。