日立産機システム、日立CDMAパケット通信端末「CPTrans」の新シリーズを発売
日立CDMA(*1)パケット通信端末 CPTrans(*2)新シリーズ製品発表
- 2012年の総務省周波数再編に対応、位置情報取得機能標準搭載 -
株式会社日立産機システム(取締役社長:椎木清彦)は、日立CDMAパケット通信端末CPTransの新シリーズをこの8月より発売開始いたします。
CPTransシリーズは、2002年の発売以来測量機や表示機など産業用の様々な機器に組み入れて、データ通信端末として、産業分野の幅広いお客様にお使いいただいております。この度、日立産機システムは、2012年の総務省の周波数再編に対応した新シリーズを、製品発表いたしました。この新製品をお使いいただければ、2012年の周波数再編後においても引き続きデータ通信をご利用いただけます。
CPTransは、ワイドなサービスエリアをもっており、全国の人口のカバー率は99.9%となっていますので、日本全国のauの携帯電話が使えるところであればどこでも設置が可能です。今回の新シリーズ発売では一層シリーズを充実させて、RS-232Cインターフェイスを備えたCPTrans-SX、Ethernetインターフェイスを備えたCPTrans-EX、高感度GPSを搭載したCPTrans-LXなど多彩な製品ラインナップといたしました。接続する機器に、Ethernet(*3)、RS232Cなど汎用のインターフェイスがあれば特別な改造をすることなく接続ができます。
用途としては、産業機器の設備監視、トラックや列車などの移動体位置管理、測定器のデータ転送など幅広い用途でお使いいただけます。また、今回の新機種発表にあわせて、かねてより搭載要望の高かったNAT機能を一部実装するなど高機能化を図るとともに、デザインも一新いたしました。
今回発売する新シリーズから、全てのラインナップにおいてgpsOne(*4)測位方式を採用していますので、本通信端末の位置を簡単に取得することができます(*5)。また、正確な時刻データを携帯網の基地局からとることができ、ログ管理やトレーサビリティにも有効です。
特にCPTrans-LXでは、超高感度GPSを搭載していますので、CDMA回線に依存せずに位置情報取得ができるとともに、GPS信号が微弱な環境においても、高速な位置情報取得が可能となるアシストデータ方式にも対応しています。
今後、お客様の用途に応じた専用アプリケーションを搭載したCDMAパケット通信端末の受託開発、製品化にも対応していきます。また、製品化しているBluetooth(R)(*6)通信端末smartMODULEやIEEE802.15.4の基準に準拠した近距離無線を組み込んだ通信アダプタの製品化についても進めていく予定です。日立産機システムは、これらの新シリーズで、2008年度に20万台の出荷を見込んでおります。
なお、本製品は、7月18日(水)から東京ビッグサイトで開催される「ワイヤレスジャパン2007」のKDDIブース、及び7月24日(火)から東京国際フォーラムで開催される「日立 uVALUEコンベンション2007」に出展いたします。
*1 CDMA:Code Division Multiple Accessの略。「符号分割多重接続」のことで、携帯電話などの無線通信に使われる通信方式の一つ。
*2 CPTransは、日立産機システムの登録商標です。
*3 Ethernetは、米国Xerox Corp.の登録商標です。
*4 gpsOneは、QUALCOMM incorporatedの登録商標です。
*5 別途CIPL(CDMA IP Linkサービス)の契約が必要になります。
*6 Bluetoothは、Bluetooth SIG.の登録商標です。
◆仕様
(※ 関連資料を参照してください。)
以上
(※ 製品画像、仕様は関連資料を参照してください。)