三菱電機、操作性やセキュリティー機能を強化した保険薬局システム2品を発売
患者サービスと操作性を向上させ、セキュリティー機能を強化
保険薬局システム「調剤Melphinシリーズ」発売
三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は保険薬局※1向けシステム「調剤Melphin(メルフィン)シリーズ」の新製品として、操作性やセキュリティー機能などを強化した「調剤Melphin/Neo」と、「調剤Melphin/Neo」対応の「電子薬歴保存システムMelhis」を7月23日から発売します。
この製品の販売は三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社が担当します。
※1 「健康保険法」に基づき保険調剤業務を取り扱う薬局のこと
【 発売の概要 】
製品名:調剤Melphin/Neo(メルフィン/ネオ)
概 要:処方内容入力、患者負担額算出、レセプト※2発行、保険機関への請求
希望小売価格(税込み):892,500円より
発売日:7月23日
販売目標:4,000本(年間)
製品名:電子薬歴保存システムMelhis(メルヒス)
概 要:薬歴※3情報の電子保存、服薬指導用情報提供
希望小売価格(税込み):1,260,000円より
発売日:7月23日
販売目標:2,000本(年間)
※2 調剤報酬明細書の通称
※3 薬剤師の業務で重複投与、副作用防止など、医薬品の服用歴のこと
【 発売の狙い 】
保険薬局では、後発医薬品の使用促進や調剤報酬の引き下げなどにより、業務の効率化がますます重要になり、IT化への対応や操作性の向上、セキュリティーの強化が求められています。
保険薬局システム「調剤Melphinシリーズ」は、病院や診療所から発行される処方せんの入力、薬剤の調合、患者への服薬指導、請求処理など、保険薬局の業務の効率化を支援するソフトウェアで、約5,000薬局への導入実績があります。
今回、操作性やセキュリティー機能を向上させた「調剤Melphin/Neo」を発売します。「調剤Melphin/Neo」の機能向上にあわせ、服用履歴を管理して重複投与や副作用の重複を未然に防ぐ薬歴業務を支援する「電子薬歴保存システムMelhis」の機能強化版も同時に発売します。
【 新製品の特長 】
1.帳票の自由なレイアウトとマイメニュー機能で、患者サービスと操作性が向上
従来、調剤した薬の情報を患者に提供する帳票(薬情)の印刷様式は固定されていましたが、今回、高齢者が多い地域では文字を大きくするなど、地域特性に合わせて帳票の様式やレイアウトを薬局で自由に設定できるようにしました。患者へのサービス向上が図れます。
操作の面では、従来、すべての業務が表示されたメニュー画面から、階層をたどって目的の操作画面を選んでいましたが、今回、頻繁に使用する画面を選んでマイメニューに登録できるようにしました。必要な画面をワンタッチで実行できるので操作性が大きく向上しました。
2.表示画面を自由にレイアウトでき、利便性が向上(Melhis)
電子薬歴保存システムMelhisでは、調剤室では処方歴を表示、服薬指導窓口では患者の状態確認に必要な情報を表示するなど、使用場所に応じて必要な情報のみをレイアウトすることができ、個々の薬局に最適なシステムの実現に貢献します。
3.データベースのセキュリティー機能を強化
個人情報保護などのためにデータベースをMicrosoft? SQL ServerTM 2005 Expressにしてセキュリティー機能を強化しました。
※製品詳細は添付資料をご参照ください。