ロールス・ロイス、新型コンバーチブル「ファントム・ドロップヘッド クーペ」を発売
ロールス・ロイス、新モデル
「ファントム・ドロップヘッド クーペ」を日本初公開
Rolls-Royce Motor Cars(ロールス・ロイス・モーター・カーズ、本社:英国ウェストサセックス州グッドウッド)は本日、2ドア4シーターの新型コンバーチブル「ファントム・ドロップヘッド クーペ」を日本で初公開しました。
新モデル発表に際して、ロールス・ロイス・モーター・カーズのアジア・パシフィック担当リージョナル・ディレクター コリン・ケリー(Colin Kelly)は、次のように述べています。「ファントム・ドロップヘッド クーペの発表は、コンバーチブル・スタイルのエクスペリメンタルモデル『100EX』が世界中で非常に好評であったことを受けたものです。ロールス・ロイスの本質をあますところなく引き出したこの新モデルは、本物を見極める目を持つお客様を惹きつけ、その優れた操縦性と卓越したエンジニアリング、テクノロジー、そしてデザインが類まれなモータリング・エクスペリエンスを提供します。ファントム・ドロップヘッド クーペは、世界中で大きな反響をもって迎えられ、2007年中の生産枠は既に予約で完売、2008年に関してもほぼ全てが予約済みという状況です」。
高級感
ロールス・ロイスの厳格な品質基準を満たすべく、最高品質の原料を用い、熟練した職人の手によって仕上げられるファントム・ドロップヘッド クーペは、全世界で新たな顧客を魅了し、ロールス・ロイス ブランドの潜在顧客層を広げています。この新モデルのオーダーの半数以上は、これまでにロールス・ロイス車を所有したことのない新規顧客で占められています。年間生産台数は、最大で約200台を見込んでいます。
剛性
ファントム・ドロップヘッド クーペは、軽量ながら剛性の高い総アルミニウム製のスペースフレームを採用し、滑らかな流線型のコンバーチブルボディに最新のテクノロジーを融合させました。長いボンネット、大径ホイール、フロントが短くリアが長いオーバーハング、そしてロールス・ロイスに特徴的なサイドを流れる力強いライン。エクステリアには、時代を超越した伝統のスタイリングが踏襲されています。一方、インテリアはコンバーチブルの開放性を重視し、各パーツにこだわって同乗者とのひと時を楽しくすごせる魅力的な空間を創り出しています。
ファントム・ドロップヘッド クーペに採用されている先進のアルミニウム・スペースフレームは、洗練されたダイナミックなドライビング・エクスペリエンスの中核であり、乗り心地、居住性、そして安全性を高めています。このスペースフレームの高い剛性は、わずか1000 rpmで最大出力の75% を生み出す6.75 リットルV12エンジンからの振動を抑え、ロールス・ロイス車ならではの静かで快適な運転を可能にします。新モデルは全長が従来のファントムよりも225 mm 短いため、旋回時のレスポンスが高まり、俊敏な操縦性を実現します。
妥協なきデザイン
ロールス・ロイス・モーター・カーズのデザイン・チームは、ファントム・ドロップヘッド クーペのデザインに際して、1930 年代のアメリカズカップに出場した有名なJクラスのヨットからインスピレーションを得ました。その当時最も速く、そして最もエキゾチックな外観を誇るとともに、機敏性、汎用性、そして特定用途への適合性を合わせ持っていたJクラスのクラシックヨットを念頭に、インテリアにはクローム、レザー、ウッド、そしてエクステリアにはブラシ仕上げのスチール・ボンネットを配し、エクスペリメンタルモデル『100EX』で導入された特長を生かして、21世紀にふさわしいクラシカルなGTクーペを作り上げています。
その他の主な特長は以下の通りです。
・ ブラシ仕上げのスチールを使ったボンネットと、リアフードカバーを飾るチーク材のデッキ。ブラシ仕上げのスチールボンネットは、機械を使って均一な質感を出した後、さらに完璧な光沢を出すために手作業で念入りに磨き上げられる。
・ 容量315リットルのゆったりしたトランクは、上下分割型のテールゲートを採用しており、荷物の出し入れが容易にできるとともに、下部のテールゲートを降ろせば、大人2人がゆったり座ることができるベンチとしても使用可能。
・ 布製のフードは既存のコンバーチブルの中では最大で、高速走行時でも車内の静けさを保つ5層構造。
・ ロールス・ロイス独自のエレガントなリアヒンジ・コーチドアは、座席への乗り降りをスムーズにする。
「ファントム・ドロップヘッド クーペ」は、「ファントム」と「ファントム エクステンデッド ホイールベース」に続く、日本で販売される3車種目のロールス・ロイス モデルです。
参考情報:
1. ファントム・ドロップヘッド クーペの国内販売価格は52,185,000円*(車両本体価格、消費税込)となります。
2. ロールス・ロイス・モーター・カーズは、現在全世界に80社のディーラーネットワークを有しています。アジア太平洋地域では、東京の他に北京、上海、広州、成都、香港、ジャカルタ、ムンバイ、シンガポール、ソウル、シドニー、メルボルンの各都市にショールームを設置しています。
3. ファントム・ドロップヘッド クーペには、ファントムを上回る1,300の新しいパーツが用いられています。
4. ファントム・ドロップヘッド クーペは、ロールス・ロイスとしては2002年のコーニッシュ以来のコンバーチブルモデルとなります。
5. ファントム・ドロップヘッド クーペは、英国イングランド南岸のロールス・ロイス・モーター・カーズ本社工場において、ファントムとともに熟練した職人の手作業で製造されます。
6. 標準サイズの「ロールス・ロイス ファントム」は車両本体価格44,500,000円*(消費税込)、また「ファントム エクステンディット ホイールベース」は車両本体価格51,700,000円*(消費税込)でそれぞれ販売されています。
*価格はいずれも2007年7月現在。これらの価格は変更されることがあります。