積水化学グループ、CSRへの取り組みを強化
積水化学グループのCSRへの取り組みについて
積水化学工業株式会社(社長:大久保尚武)および積水化学グループでは、2005年度からCSR(企業の社会的責任)への取り組みを本格化させました。2006年度には、中期経営ビジョン「GS21-Go!Frontier」においても、「CSRを実践し社会に貢献すること」をひとつの大きな柱とし、取り組みを強化。CSR体制を一新する改革を打ち出しました。2007年度以降は、さらに「社会から信頼され、期待される企業」を目指し、CSR経営を「進化」させていきたいと考えています。
■2006年度のトピックス
1.CSR委員会体制の再編
2007年1月、従来の4つの委員会構成を見直し、「CSR委員会」を上位の委員会と位置づけ、その下に「環境」「CS品質」「人材」「コンプライアンス」の分科会を設置。全社的な課題をCSR委員会で、各項目の課題やカンパニーごとの進捗状況などについては各分科会で把握・審議することとしました。
また、CSR委員会は、従来の経営層に加え、新たに従業員代表3人をメンバーとしました。これは、従業員はステークホルダーの重要な一員であり、CSR経営への参画がよりよい審議・施策に結びつくと考えているためです。
2.CSR関連部署(コーポレート)の再編
2007年1月に、コーポレート機能強化を図るため組織再編も行いました。その狙いのひとつとしては、CSRを基軸とした長期的な視点での全社方針の策定やガバナンスの強化を図りCSR経営の強化を行うものです。そのためにCSRに関わる施策を推進してきた環境経営部、CS品質経営部、総務・人事部の人事機能を一体化させたCSR部を新設、さらにCSR全般に関わるテーマを担当する企画担当を設けました。
3.環境貢献製品の伸長および環境パフォーマンスの改善
環境中期計画「環境トップランナープラン・パート1」(2006~2008年度)では、環境経営の実現に向け、すべての事業プロセスにおける「事業、製品、サービスを通じた地球環境、社会への貢献」をテーマとした具体的な活動方針・目標数値を策定。初年度は、「環境貢献製品売上」「CO2排出量削減」「廃棄物発生量削減」「セキスイエコバリューインデックス」の重点4項目のうち、「セキスイエコバリューインデックス」は2008年度の目標を前倒しで達成、「CO2排出量削減」については2006年度目標を上回る成果となりました。
4.お客様問い合わせ体制の充実
従来から、CSR部内のお客様相談室をはじめ、各カンパニーの支店や営業所にお問い合わせ窓口を設置していましたが、2006年度からは各地の事業所でもお客様の声を収集する部署が発足し、サービスの向上や製品の企画・開発に取り組んでいます。
5.女性活躍推進のための「きらめきライフ推進室」設置
女性が活躍できる場の拡大と次世代育成支援の強化を目的に、2007年1月、「きらめきライフ推進室」を発足させました。女性採用数の増加、活躍の場の拡大、より働きやすい職場を目指した環境整備・風土づくりなどをテーマに、具体的な方策の企画・推進に取り組んでいます。特に、採用比率を30%以上にする目標を立て、意欲ある女性の活躍につなげていきます。
*以下、詳細は添付資料をご参照ください。