AT&T GNS、日機装の全社ネットワークをインターネットVPNで再構築
「日機装」の全社ネットワークを再構築
~主要18拠点の冗長化と海外からのSSL-VPNアクセス、複合ネットワークの運用管理を統合ネットワーク・サービスとして提供~
AT&Tグローバル・サービス株式会社(以下「AT&T GNS」、本社:東京都港区)は本日、化学工業用特殊ポンプおよび人工腎臓装置の大手企業である日機装株式会社(以下「日機装」、本社:東京都渋谷区)の国内57拠点を結ぶ全社ネットワークをインターネットVPNで再構築し、運用を開始したと発表しました。この全社ネットワークの再構築には、主要18拠点の広域イーサネットでの冗長化、および海外の代理店からのSSL-VPN経由でのアクセス、複合ネットワークの運用管理アウトソーシング・サービスが含まれています。
日機装では、送受信するデータ量の増加に伴う広帯域WANへの移行、海外からの社内ネットワークへのアクセス、バックアップ回線の強化、24時間/365日の運用監視など、現在のビジネス活動を円滑、かつ効率的に進めるための統合されたネットワークの再構築を検討していました。
今回、AT&T GNSが提供した統合ネットワーク・サービスにより日機装は、大幅な追加費用を負担することなく全社ネットワークの通信速度を大幅に増速したのに加え、セキュリティ機能の強化を実現しました。また、重要拠点をインターネットVPNと広域イーサネットを利用した2面の冗長化構成にすることで可用性を向上させました。更には、この全社ネットワークとバックアップ回線、SSL-VPN経由のアクセスを含む全ネットワークの運用・監視にAT&Tのネットワーク統合管理システムであるiGEMS(integrated Global Enterprise Management System)を採用することで、24時間/365日、全拠点のネットワーク状況の常時監視やAT&T GNSヘルプデスクによる複数の通信事業者やベンダーに対する総合窓口の確立を実現しました。
日機装の長島光男情報システム部長は、「AT&T GNSの提案内容は、当社の抱えていたネットワークに関する多様な課題を包括的に解決しうるものであり採用を決定しました。今回のネットワークパフォーマンス、可用性の向上は、今後も安定した企業活動を続けていく上で重要な要素であると考えています。」と、語っています。
AT&T GNSの湊 方彦 代表取締役社長は、「複数のサービス・製品を採用し、大規模かつ複合的な環境の構築をご支援できたのは、お客様が抱える課題への深い理解と、弊社のコンサルティング力を含むネットワーク・アウトソーシング・サービスに関する数多くの実績によるものと考えています。今後計画されている日機装の海外への事業拡大の際にも、積極的に支援していきたい。」と、語っています。
<日機装株式会社>
1953年(昭和28年)創立、本社は東京都渋谷区。東証一部上場。東京、静岡、金沢、アメリカ、ドイツ、中国、台湾、韓国、タイ、ベトナムに生産拠点を設けるほか、世界の主要国に販売・サービス網を展開。主力は石油・石油化学・液化天然ガス向け特殊ポンプ、発電所向け水質調整システム、IT産業向け高圧機器、粒度分析計、炭素繊維強化複合材成形品などの工業用製品ならびに人工腎臓装置、透析器、血液回路、医薬品、人工膵臓装置などの医療用製品。代表取役社長:甲斐敏彦(かい としひこ)、従業員(連結)約3,460名、資本金約60億円。詳細は http://www.nikkiso.co.jp/ をご覧ください。
<AT&Tグローバル・サービス株式会社>
1999年(平成11年)12月に設立、本社は東京都港区。企業ネットワークの設計から運用、構築、保守まで一括して提供するネットワーク・アウトソーシング・サービスを核としてビジネスを展開。また企業向け、個人向けにデータ・ネットワーク・サービス及びインターネット接続サービス等のネットワーク・コネクティビティ・サービスも展開。代表取締役社長:湊 方彦(みなと のりひこ)、従業員約370名、資本金4.9億円。詳細については http://www.jp.att.com/ をご覧ください。2007年9月1日より、AT&Tグローバル・サービス株式会社は、AT&Tジャパン株式会社に社名を変更します。