リニアテクノロジー、超低消費電流のデュアル出力DC/DCコントローラーを発売
リニアテクノロジー、新製品「LTC3826/3826-1」を販売開始
車載システムにおいて消費電流わずか30μAのデュアル出力同期整流式
DC/DCコントローラ
2007年7月20日-リニアテクノロジーは、超低消費電流、2フェーズ、デュアル出力同期整流式降圧DC/DCコントローラ「LTC3826/3826-1」の販売を開始しました。LTC3826は32ピン5mm×5mm QFNパッケージ、LTC3826-1は28ピンSSOPパッケージで供給されます。どちらのデバイスも、1,000個時の参考単価は689円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTC3826/3826-1は、一方の出力がアクティブの場合わずか30μA、両方の出力がアクティブの場合でもわずか50μAの消費電流が特長です。このため、エンジン・オフ時に1つまたは両方の電源がアクティブのままであるナビゲーション・システムなどの車載アプリケーションに最適です。また、両方の出力がシャットダウンしている場合の消費電流もわずか4μAです。LTC3826/3826-1の入力電源範囲は4V~36Vと広いので、高い入力電圧過渡に対する保護を提供し、車載コールドクランク時に動作を継続できます。また、-40℃~+85℃の動作温度範囲で±1%の高いリファレンス電圧精度を達成し、0.8V~10Vの出力電圧を供給できるので、自動車のオーディオ・システム、アナログ・チューナー、CD/DVDプレーヤに適しています。各出力は95%の高効率で最大20Aの電流を供給可能です。
LTC3826/3826-1は固定周波数、電流モード・アーキテクチャにより、優れたラインおよびロード・レギュレーションを実現し、2フェーズ動作により、必要な入力容量を低減します。LTC3826/3826-1は、個別に調整可能なソフトスタートおよびトラッキング・ピンを使用して、起動時に各出力電圧をスムーズにランプアップします。このデバイスは選択可能な250kHzまたは550kHzの周波数で動作しますが、PLLを使用して140kHz~650kHzの外部クロックに同期させることも可能です。また、ユーザは、軽負荷時にBurst Mode(R)動作、パルススキップまたは連続動作を選択することができます。このデバイスには2つのバージョンがあります。
LTC3826はクロックアウト、位相変調、2つの個別のパワーグッド信号、電流制限フォールドバック・ディスエーブルなどの追加機能を備えたフル機能デバイスです。
◆LTC3826/3826-1の特長
・超低消費電流:1つの出力がアクティブ時30μA、両出力がアクティブ時50μA
・同期整流式固定周波数電流モード動作
・広い入力電圧範囲:4V~36V
・Burst Mode(R)動作、パルススキップまたは連続動作を選択可能
・-40℃~+85℃で±1%の電圧リファレンス精度を達成
・広い出力電圧範囲:0.8V~10V
・調整可能またはフェーズロック可能な動作周波数
・調整可能なソフトスタート/トラッキング入力
・出力過電圧および過電流保護
・4μAのシャットダウン電流
◆お問合せ先:
リニアテクノロジー(株)
TEL 03-5226-7291(代表)
http://www.linear-tech.co.jp