日本フードサービス協会、2007年上期の外食産業市場動向調査を発表
日本フードサービス協会会員社による
外食産業市場動向調査結果2007年上期(1月~6月合計)
<全店ベース>
・新規出店も含めた全店ベースの全業態トータルの売上は前年同期比105.1%と5.1%の増加となった。1~6月の月別では、すべての月で前年を上回った。
・業態別ではファーストフードが108.4%、ファミリーレストラン100.8%、パブ/居酒屋107.8%、ディナーレストラン104.9%、喫茶104.4%となった。いずれの業態も前年を上回ったが、とくにファーストフードが大きく伸び、全体を押し上げた。
・客数は105.9%と前年同期比5.9%の増加。ファミリーレストランは99.9%と僅かに下回ったが、他の業態では増えており、とくにファーストフードの洋風、和風、その他(カレー、アイスなど)の増加が目立つ。
・客単価は全体で99.2%と前年同期比で0.8%下落した。昨年の4月以降今年2月までプラスで推移していたが、今年3月以降マイナスとなっている。ファーストフードとディナーレストランで下げているが、ファミリーレストラン、パブ/居酒屋、喫茶はアップしている。
・店舗数は101.6%で、各業態とも増えているが、その中では居酒屋の店舗数増加が目立つ。
<既存店ベース>
・既存店ベースの売上は全業態で102.2%と前年同期を2.2%上回った。月別では今年1月から6月まで連続で前年を上回っており、とくに6月の伸びが大きい。
・業態別では、ファーストフードと喫茶がプラスであったのに対し、ファミリーレストラン、パブ/居酒屋、ディナーレストランが前年を下回った。業態・業種や個別企業によってバラツキが見られる。
・客数は全体で103.9%と増加しているが、ファーストフード(107.6%)の伸びが大きく、全体の客数を押し上げている格好だ。ファミリーレストラン、パブ/居酒屋は客数減少が続いている。
・客単価は前年同期比98.4%と下落した。ただ、ファーストフードとディナーレストランは下げているものの、ファミリーレストラン、パブ/居酒屋、喫茶はむしろアップの傾向にある。
*以下、詳細なデータは添付資料をご参照ください。