ISS、基幹ネットワークで動作する不正侵入防御アプライアンスを発表
インターネット セキュリティ システムズ
不正侵入防御(IPS)アプライアンスの新製品
「Proventia(R) Network IPS GX 6116」を発表
~従来のIPS製品ラインに基幹ネットワーク向け製品を拡充
パフォーマンスを損なわず、セキュリティ導入を支援~
IBMコーポレーションの子会社である、インターネット セキュリティ システムズ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:林 界宏、以下ISS)は、本日、ネットワーク・パフォーマンスを損なわず、基幹ネットワークにおけるセキュリティ導入を支援する不正侵入防御(IPS)アプライアンスの新製品、「Proventia(R) Network IPS GX6116(プロベンティア ネットワーク IPS GX6116)」を発表しました。同製品の出荷開始は、2007年9月3日を予定しています。
Proventia(R) Network IPS GX6116は、基幹ネットワークで動作し、大規模な企業もしくは通信事業者におけるニーズに対応できるよう、設計されています。従来のISSのIPS製品ラインに同製品を 加えることにより、エンタープライズ・ネットワークの様々な局面で、包括的な事前防御を提供することが可能となります。また、新しいアプライアンスは、ITガバナンスとリスク管理に注力する顧客を支援する、IBMの統合的なテクノロジーとサービスをさらに強化するものとなります。ますます複雑になるセキュリティの脅威、および高まるコンプライアンスへの要求に対し、顧客のリスクを軽減し、より効率的なITガバナンスの実現を支援します。
■スループットの高速化、最大限の拡張性とレイテンシ注) の低減を実現
インターネット・テレフォニーなど、基幹ネットワークで動作し、高いパフォーマンスを必要とするアプリケーションでは、スループットの高速化、最大限の拡張性、およびレイテンシの低減を実現できるセキュリティ・ソリューションが求められています。Proventia(R) Network IPS GX6116 は、以下の 特長により、これら3つの要件の全てに対応可能なよう設計されています。
・最大6Gbpsでのトラフィック監視および防御の実行
・8つのネットワーク・セグメントにわたる防御
・レイテンシの設定が可能
注)データのリクエストを行なってから、実際にデータが転送されるまでにかかる遅延時間。
高速ネットワーク上で防御を行うことにより、ビジネスの効率やネットワーク・パフォーマンスを損なわずに、基幹ネットワークでセキュリティを導入することが可能になります。8つのネットワーク・セグメントにわたる防御の実現は、他社製のソリューションのネットワーク防御機能を上回るものになります。
これにより、最大限の拡張性を確保することができ、最適な防御を実現するために企業が購入しなければならないアプライアンスの数を削減することができるため、投資効率を高めることができます。また、あらかじめ固定された設定とは異なり、レイテンシの設定が可能なため、ネットワーク管理者は、パフォーマンスと企業にとって許容範囲内のリスクをコントロールすることができます。
■最適化されたカスタム・アーキテクチャにより、事前防御のパフォーマンスを大幅に向上
Proventia(R) Network IPS GX6116は、パケットの高速処理に向け最適化されたネットワーク・プロセッシング・ユニット(NPU)を搭載したカスタム・アーキテクチャを採用し、高い負荷がかかる基幹ネットワークのニーズに対応可能なよう、設計されています。同アーキテクチャにより、Proventia(R) Network IPS GX6116は、データ・フローの処理を行うタスクと、そのデータのインスペクションを行うタスクを切り分けることができるため、ネットワークの事前防御のパフォーマンス効率を大幅に向上することが可能となります。
大規模な企業のニーズへの対応に加え、同製品ではまた、ISSのプロトコル分析(PAM)技術を活用し、携帯端末向けIPマルチメディア・サブシステム(IMS)バックボーン・ネットワーク、VoIP、および、ホスティング環境など、次世代の通信ネットワークの防御も提供します。
ISSのProventia(R)製品ラインは、同社の統合セキュリティ・プラットフォームの構成要素となります。ISS製品ラインは一元管理コンソール「Proventia(R) Management SiteProtector(R)」によって統合され、最適化された防御とシンプルな管理を実現します。
Proventia(R)セキュリティ・プラットフォームを通じて、ISSは企業のネットワークからホストにいたるまで、複数のレイヤーで防御を実現します。同社のセキュリティ研究開発組織「X-Force(R)」から提供されるインテリジェンスと、独自の「Virtual Patch(R) 」テクノロジーを製品に統合することで、ISSセキュリティ・ソリューションは、実際に顧客のビジネスが不正アクセスによる影響を受ける前に、防御を行うことができます。
■価格および出荷開始予定日
Proventia(R) Network IPS GX6116は、ISSのマスター・ディストリビューターを通じて販売いたします。価格および出荷開始予定日は以下の通りです。
製品名称:Proventia(R) Network IPS GX6116
(プロベンティア ネットワークIPS GX6116)
出荷開始予定日:2007年9月3日
発売元 :インターネット セキュリティ システムズ株式会社
価 格 :25,000,000円(税別、別途SFPモジュールおよび保守契約必要)
◆本製品に関する顧客からの問い合わせ先:
インターネット セキュリティ システムズ株式会社 国内営業部
Tel:03-5740-4060
E-mail:sales@isskk.co.jp
ISSに関する詳細は、http://www.isskk.co.jpをご参照ください。
以 上
IBM,Internet Security Systems、SiteProtector、Proventia、X-Force、Virtual Patchは、IBMコーポレーションの米国およびその他の国における商標。他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
記載の情報は2007年7月25日時点の情報です。製品の仕様・価格等は事前の予告なく変更される場合がございます。