NTTデータ イントラマート、Webシステム構築ソフトの最新版を発売
NTTデータ イントラマート、Webシステム構築ソフトウェアの新製品
「intra-mart ver.6.1」をリリース
Ajaxベースの高操作性ユーザインタフェースを簡易に開発可能
株式会社NTTデータイントラマート(本社:東京都港区、社長:中山義人 以下、NTTデータ イントラマート)のWebシステム構築基盤「intra-mart(イントラマート)WebPlatform ver.6.1」を、7月31日にリリースいたします。
intra-martは、高い開発生産性や他システムとの柔軟な連携性を特長とするWebシステム構築基盤で、これまで大企業の全社共通システム基盤として約1700社の導入実績を有しています。
今回新たにリリースされるver.6.1は、ドラック&ドロップや右クリックなど、これまでのWebシステムでは実現が難しかったAjaxベースのリッチクライアント画面を簡易に開発することができます。これはintra-martにAjax開発のフレームワークを組み込むことで実現しました。
同時にintra-martの大きな特長である開発生産性についても機能強化を実施し、Eclipseプラグイン開発ツール「eBuilder」で、軽量プログラミング言語Javaスクリプトによる開発が可能になり、画面のビジュアル開発やソースコードの自動生成機能など、さまざまな開発支援機能が利用できるようになります。
intra-mart WebPlatform ver.6.1の機能ポイントは以下の4点です。
【 ver.6.1の機能ポイント 】
(1)Webシステム開発生産性の向上とビジュアルなユーザインタフェース開発
clipseプラグインの開発ツールであるeBuilderを大幅に機能強化し、Javaスクリプトを利用した簡易開発(スクリプト開発モデル)において、Eclipse内でビジュアルな画面レイアウト定義からプログラミング支援、さらには単体テストまでをトータルでカバーできるようになりました。
これにより、スクリプトによる開発生産性の高さを、大規模なWebシステム開発領域まで活かすことができます。
合わせて、Ajaxベースのリッチクライアントを開発できるオープンソースフレームワーク「マスカット」をeBuilderに標準で組み込みました。
これにより、ドラック&ドロップや右クリックなどのビジュアルかつ高度な操作性に優れたユーザインタフェースを、Webシステム上で簡単に実現できるようになりました。
(2)SAPリアル連携モジュールの強化※1
多くの導入実績を持つFI(財務管理モジュール)関連の連携モジュールの品揃えに加え、この新リビジョンにてMM(在庫管理モジュール)、SD(販売管理モジュール)にリアルタイム接続可能な連携モジュールを新たに追加しました。
これにより、SAPとリアルタイム接続するWeb業務システムを実現できます。
(3)ワークフローモジュールの強化
これまで多数の導入実績を有してきたワークフローモジュールに対して、さらに日本企業特有のきめ細かい機能強化を実施しました。
申請時に分岐・結合を含む複雑なルートを作成する機能や、差戻し先の任意指定、さらには処理状況のモニタリングなど、計17項目に及ぶ機能強化が盛り込まれています。
(4)セキュリティを中心とした統制機能の強化
利用者が多くなるケースが多いWebシステムならではの統制機能の強化を実現しています。
■ログの一元管理
ログメッセージをデータベースに一元管理し「いつ誰が何の画面でどんな操作をしたか」という情報がすべてレポートにより解析できる環境を用意しました。
■セキュリティ機能の大幅強化
携帯電話端末からのアクセスに関し、端末の認証を固体識別番号により行う機能が実現しました。また画面単位のアクセス権のみならず、一画面内の項目単位での表示制御も可能になりました。
これらの機能強化により、複雑化するWebシステムへの要求に答えうる構築基盤としての特長を、お客様に対して訴求してまいります
以 上
※本文中に記載されている会社名/商品名は各社の商標または登録商標です。
※1:SAPリアルタイム連携モジュールはWebPlatform エンタープライズ版に標準で同梱されるモジュールです。
■用語説明
*intra-martについて:
intra-martは、Webシステム構築のための商用フレームワーク製品群の総称で、アプリケーションサーバ、JavaEEフレームワーク、そしてビジネスモジュール群から成り、数多くの企業のWeb基盤構築に採用されています。このフレームワークを基盤として動作する、グループウェアや文書管理システムなどの業務アプリケーションシリーズも多数提供されており、ワークフロー機能と合わせてERPのフロントシステム基盤として、またNotesのリプレース製品として、活用されています。
また昨年、国内の独立系調査会社であるノークリサーチは『ERPユーザのフロントシステムの利用実態調査報告』と題する調査結果の中で、ERPフロントシステムはこれからの市場であるとして位置づけ、その中で現在、ベンダシェアおよび認知度においてintra-martをトップシェアであると評価しています。
(→ノークリサーチ社ホームページへ)
http://www.norkresearch.co.jp/pdf/erpfront.pdf