インタートレードグループ、次世代証券ディーリング/トレーディングシステムを販売
次世代証券ディーリング/トレーディングシステム
新「TIGER Trading System」を販売開始
-インタートレードグループのノウハウを結集した統合版システムを構築-
証券業務パッケージシステム開発の株式会社インタートレード(以下、インタートレード)及び当社子会社である株式会社ブラディア(以下、ブラディア)は、それぞれが提供中のディーリング/トレーディングシステムである「MarketAxis(R)」および「TIGER Trading System(R)」を統合し、新たな「TIGER Trading System」として本日より販売開始いたします。
1.次世代証券ディーリング/トレーディングシステム「TIGER Trading System」販売開始の背景
2007年4月10日「株式会社ブラディアの子会社化に関するお知らせ」の発表以降、関係各社様より統合システムへの高い期待と早期販売開始について、数多くのご要望を頂戴しておりました。
現在、トレーディングビジネス分野では、インデックスアービトラージ(※1)やプログラムトレード(※2)、FIX-DMA(※3)等による取引が急増しており、トレーディングシステムが処理するトランザクションは200万件/日を超えるまでに拡大しております。
さらに、2年後に予定されている東京証券取引所の新システム稼働後は、これまで以上の大量トランザクション・株価情報をより速く、確実に処理・配信するメカニズムの必要性が高まるものと考えられます。また、リスク管理やコンプライアンス重視に向けた要求も引き続き高くなると予想され、これらの要求を満たす証券ディーリング/トレーディングシステムへの期待はさらに強まっております。
これまでインタートレードでは、顧客視点で開発されたユーザビリティの高いGUI(※4)構築技術や業務を熟知したリスク管理機能、ポストエクゼキューションシステム(※5)等について、ブラディアでは、高速発注、大量トランザクション処理能力をベースにしたインデックスアービトラージ(※1)、株式・ディリバティブ自己勘定取引に代表されるフロント業務支援について、それぞれ高い評価を受けています。
これら高い評価を受けている機能を統合し、より高品質なシステム及びサービスを提供していくために、この度の次世代証券ディーリング/トレーディングシステム「TIGER Trading System」の販売開始に至りました。
2.新製品・サービスの概要
※添付資料を参照
3.今後の見通し
今回の次世代証券ディーリング/トレーディングシステム「TIGER Trading System」の販売開始が、今期(平成19年9月期:平成18年10月1日~平成19年9月30日)業績に与える影響は軽微です。
なお、本システムは、2008年3月の証券ディーリングパッケージシステム稼働(予定)後、随時、各種パッケージシステムのラインナップを拡充していく予定です。
インタートレード及びブラディアでは既存顧客を含め、様々な証券会社に向けて「TIGER Trading System」の導入及び各種サービスの提供を進める方針です。来期(平成20年9月期:平成19年10月1日~平成20年9月30日)以降の3年間で、「TIGER Trading System」の導入及び同システムの保守・運用により、65億円の売上高を見込んでいます。
(※1)現物市場と先物との裁定取引。代表的なものでは日経225構成銘柄と日経225先物との間で行われる売買。TOPIX指数での裁定取引の場合、1600銘柄を1秒以内に取引所へ全て送信することが要求されるほど、発注スピードが重要な売買。
(※2)複数銘柄を機械的に売買する取引。
(※3)(Financial Information eXchange-Direct Market Access)。有価証券の電子取引をリアルタイムで行う為に開発された、メッセージングの標準プロトコルFIXを使用した取引。アルゴリズムトレードを利用したヘッジファンド等の場合、1日に1万件程度の取引が行われる。
(※4)(Graphical User Interface:グラフィカルユーザーインターフェイス)。視覚的表現多様したコンピューター上で起動されるソフトウェアの操作方法。
(※5)株式売買後に発生する引け後処理を行うシステム。手数料計算、口座指定、伝票出力など。最近のトレーディングシステムでは非常に重要な機能であり、一部、バックオフィスで処理される機能がトレーディングシステム上で提供されている。
(※6)(Order Management System:オーダー・マネージメント・システム)。証券業務で注文、約定等のデータを管理するシステム。
以 上
※商標
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