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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'01.31.Fri
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2007'09.06.Thu

メディアキャスト、ワンセグチューナ向けBMLブラウザ「MgOne」のWindows版を提供

データ放送用 BMLブラウザ「MgOne」Windows版を
ワンセグチューナ向けに低価格で提供開始

PC周辺機器メーカー/PCメーカーなど組み込みパートナを積極的に開拓
Mac OS X、各種Linux、Windows Mobile用も近日提供予定


 株式会社メディアキャスト(本社: 東京都渋谷区、代表取締役 杉本孝浩)は、地上デジタル放送用のワンセグチューナ向けBMLブラウザ「MgOne(エムジーワン)」のWindows版を提供開始いたします。

 「MgOne」は、(社)電波産業会(ARIB:アライブ)が策定するBML(Broadcast Markup Language)などのデータ放送規格に準拠したBMLブラウザで、ワンセグ放送のデータ放送部分を描画するソフトウェアです。
 「MgOne」は、従来、メディアキャストが開発・提供するワンセグ用のデータ放送コンテンツオーサリングツール「Foliage typeC」に検証用として搭載していたブラウザを、受信機向けに高速かつ堅牢にチューンアップしたもので、今後のワンセグデータ放送の普及を加速させることを目的に、この度、ワンセグチューナ、およびチューナ内蔵パソコンへの組み込み用の単体BMLブラウザとして低価格で提供することになりました。

 2006年秋にパソコン用ワンセグチューナが発売されて以来、多数の周辺機器メーカーが参入し、小型で使い勝手が良いUSBメモリサイズの製品をはじめとして市場の人気を博しています。
 しかしながら、データ放送を主とする放送サービスでありデータ放送部分が画面半分以上を占めるワンセグ放送に対して、データ放送規格が難解である点と高価である点から、BMLブラウザが搭載されないチューナ製品が多いのも実状です。
 今回、放送局における実績と信頼性があり、かつ低価格なBMLブラウザ「MgOne」がPC周辺機器メーカー/PCウェアメーカーへ提供されることにより、視聴者は放送と通信を相互に利用した本来のワンセグ放送サービスをフルに楽しむことが可能となります。

 「MgOne」は、独自開発の軽量化されたdemux(分離)処理機能やイメージキャッシュ機能を搭載しており、データ放送を高速表示可能で、PC操作では必須機能であるマウスによる操作も可能です。
 また「MgOne」は、組み込み時に必要な豊富なインターフェースを標準で搭載しており、PC周辺機器メーカー/PCメーカーは、独自のテレビ視聴アプリケーションへの組み込みが容易で、ビデオとの混在表示など自由なレイアウトも可能です。

 メディアキャストは、現在対応しているWindows XPおよびWindows Vistaに加えて、Windows Mobile 5.0、Mac OS X、ならびに各種Linuxにも順次対応予定で、USBチューナなどのPC周辺機器ベンダをはじめ、今後、チューナ内蔵を促進すると予想されるPCメーカーなどの組み込みパートナを積極的に開拓していきます。

 メディアキャストは、技術的な知識を必要とせずにGUIで操作可能な番組企画支援ツールやBMLオーサリングツール(固定受信用/ワンセグ用)などを開発・提供し、またパートナ会社と共同で、ワンセグ/データ放送対応でクイズ番組などの双方向番組を手軽に展開できるサービス提供など、地上デジタルデータ放送の市場活性化に取り組んできました。
 今回、コンテンツ制作用途で全国約150社の放送局で実績の高いBMLブラウザを、非常に低価格で提供することで、各種機器ベンダのデジタル放送対応を促進し、地上デジタルデータ放送の普及に寄与します。


■「MgOne」の概要

(1)現在提供中のプラットフォーム
 ・Windows XP
 ・Windows Vista

(2)今後提供予定のプラットフォーム
 ・Windows Mobile 5.0
 ・MacOS X
 ・各種Linux

(3)提供内容
 ・バイナリSDK (リンクライブラリ、C/C++ヘッダ、ドキュメント)
 ・BMLブラウザ単体アプリケーション(MFC: Microsoft Foundation Class)のサンプルコード(テレビリンク機能のリンク表示とリンク変遷など)


■「MgOne」Windows版の価格・出荷時期

◇販売/出荷開始:2007年8月~

◇販売価格   :お問い合せください


■「MgOne」Windows版の特長
・放送局のコンテンツ制作における豊富な実績と信頼性
・電波産業会(ARIB)が定める標準規格に準拠
 「デジタル放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式標準規格」(ARIB STD-B24)
 「地上デジタルテレビジョン放送運用規定」(ARIB TR-B14)
・データ放送を高速表示
・軽量demux(分離)処理機能を搭載
・イメージキャッシュ機能を搭載
・ビデオとの混在表示など、自由なレイアウトが可能
・マウス操作にも対応
・テレビ視聴アプリケーションへの組込みが容易
・BMLブラウザGUIのリファレンス実装を提供


■「MgOne」Windows版が提供するインターフェース

・ TSパケットインターフェース
 ARIB仕様のMPEG2 TS demux、DSM-CCデコーダ内蔵により、チューナのドライバからTSパケットを渡すだけで、任意のウィンドウにBMLによるデータを表示可能

・ 放送用拡張関数インターフェース
 チューナに依存する放送用拡張関数は、Cインターフェースのコールバック関数として登録することで簡単に実装可能

・ NVRAMインターフェース
 ブックマーク用およびテレビリンク用のインターフェースにより、NVRAMの秘匿情報アクセス機能登録が可能

・ データ放送画面のキャプチャインターフェース

・ リソース取得インターフェース

・ 開発時のデバック用インターフェース
 各種のログ出力、警告表示など


BML :Broadcast Markup Language
 ARIB(社団法人電波産業会)によって策定された、XMLベースのデータ放送向けのページ記述言語。デジタル放送対応のテレビには、BMLで記述されたコンテンツを再生する「BMLブラウザ」が内蔵されている。BMLを使うと、画面のどこに何をいつ表示するかという空間/時間的提示の制御、関連する番組やインターネットのURLを示すリンク、タイトルや本文などを示す構造の表現、操作ボタンなどのユーザインターフェースなどを規定できる。


■株式会社メディアキャストについて http://www.mcast.co.jp/
 株式会社メディアキャスト(本社: 東京都渋谷区、設立:2003年)は、デジタルデータ放送分野に特化したソフトウェア開発・販売、受託開発を行う業界唯一のデータ放送専門会社です。BML技術を始め、コンテンツ制作技術、放送運用支援など、デジタルデータ放送に求められる専門分野で多くの経験と実績を有しており、特に、データ放送用に独自開発した高品質減色アルゴリズム「LACE」は、業界で高く評価されています。メディアキャストのデータ放送製品群は、番組企画支援ツール「MagicDraw」から、BMLオーサリングツール(固定受信用/ワンセグ用)「Foliageシリーズ」、画像編集ツール「SceneCreator DD」、受信機検証ツール「ShotMUX」、テンプレート型番組更新システム「DDC-Cue」、ケーブルテレビ自主データ放送システム「DataCaster suite」などがあり、NHK(日本放送協会)、民放各局、ケーブルテレビ局、ならびにコンテンツ制作会社などで多数採用されており、デジタルデータ放送業界のスタンダード製品として位置づけられています。


 製品名(Foliage, DDC-Cue, ShotMUX, DataCaster)は、株式会社メディアキャストの登録商標です。
 その他の登録商標・商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。

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