タカタ、海外での自動車安全装置生産性向上で独工場に生産機能を集約
タカタ、海外における自動車安全装置の生産性向上に向け
ヨーロッパの“インフレータ(※1)”生産体制の再編を開始
現生産量の2倍を見込む
~TAKATA-PETRI (Sachsen) GmbHの「Freiberg工場」の規模を拡張~
タカタ株式会社(代表取締役社長:高田重久、本社:東京都港区、以下タカタ)は、ヨーロッパにおけるインフレータ事業の生産性の向上を目指して生産体制を再編成しドイツ・ザクセン州にあるTAKATA-PETRI (Sachsen) GmbH 社の「Freiberg 工場」に生産機能を集約して参ります。
この度の再編成は、子会社のTAKATA-PETRI AGにより2007年秋完成に向けて既に着工している「Freiberg工場」のインフレータ製造ラインの拡張工事を中心に、約1,300万ユーロ(約21億円)を投資し実施いたします。
また、現在一部のインフレータを生産しているPetri-DN GmbH Inflator systems社(※2)の「Fuerth工場」の生産機能は「Freiberg 工場」に移管し、2008年3月末までに閉鎖を予定しております
タカタは、高品質を目指す生産システム及びグローバルなニーズに応える流通システムを構築し、世界規模で均質なサービスを提供するために、こうした業務の効率向上に積極的に取り組んでおります。尚、今回の再編成により、現在の生産量(年間8百万ユニット)の2倍の生産を見込んでおります。
当社の夢である「交通事故による犠牲者がゼロになる日」の実現に向かって、クルマ社会の「安全をつくる仕事。」に邁進していきます。
※1:自動車が衝突した際に乗員を守るためのエアバッグを膨らませる「ガス発生器」のこと
※2:1998年にPetri AG(現:TAKATA-PETRI AG)とDynamit Nobel社の合弁会社として設立されました。
【会社概要】
・会社名 タカタ株式会社
・創業 1933年
・本社住所 東京都港区六本木1-4-30 第25森ビル
・代表者 代表取締役社長 高田重久
・資本金 40,212百万円(2007年3月時点)
・連結売上高 501,866百万円(2006年4月~2007年3月)
・従業員 35,859人(2007年3月) ※連結ベース
・グローバル生産拠点 アジア・欧州・米州で、16カ国44工場(2007年3月)
・事業内容 シートベルト、エアバッグ、ステアリング・ホイール、トリム、チャイルドシート等の製造販売