大木、エーアイピーと一般用医薬品等卸売業務分野で資本・業務提携
資本・業務提携についての覚書調印のお知らせ
株式会社大木(代表取締役社長:松井秀夫、本社:東京都文京区)と株式会社エーアイピー(代表取締役社長:赤塚浩一、本社:福岡県福岡市)とは、一般用医薬品等卸売業務分野において、資本・業務提携および一部の事業分野における統合について、協議・検討を進めることに合意し、本日(平成19年8月23日)取締役会で決議し、同日付でその覚書に調印いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
1.業務提携の内容
・業務提携の経緯および背景
一般用医薬品小売市場を取り巻く環境は、引き続き厳しさを増しており、お取引先様のニーズも広域化、多様化してきております。また、平成21年度には完全施行となる改正薬事法についてその細部と影響についても徐々に具体的になってきており、それに対する対応は、一般用医薬品等卸売業界および関係業界にとり、喫緊の課題となってきております。具体的には、(1)登録販売者制度の発足(2)OTC商品(一般医薬品)の成分による販売方法の制定(3)OTC卸売業者に対する規制の明確化が進められ、その結果として、販売業態の多様化、商品供給方法の見直しを行なうことが必要となってきております。
このような環境変化の中、全国的な広域営業と物流体制により、医薬品から化粧品、健康食品等の幅広い商品群に係る卸売業を展開している(株)大木と、九州地区において医療用具(コンタクトレンズ、メガネレンズ・フレーム、医療機器)の取扱いに強い特色を有し、25年以上に亘り医薬品・医療雑貨等卸売業務を営んできている(株)エーアイピーとが資本・業務提携を行い、更に、一部の事業分野(コンタクトレンズケア用品等)における統合を行なうことにより、お取引先様の高度化するニーズを充たすことが出来ると同時に、広域卸と九州地域の特定分野における有力地場卸との組み合わせによる営業力の強化、コスト面での合理化等のシナジー効果が発揮出来るものとの意見の一致を見たものです。
・資本提携の内容
(株)大木は(株)エーアイピーの株式を以下のとおり取得する予定です。
(1)異動前の所有株式数 0株(所有割合0%) (議決権の数0個)
(2)取得株式数 6株 (議決権の数6個)
(3)異動後の所有株式数 6株(発行済み株式数の3%) (議決権の数6個)
※取得価格につきましては利害関係の無い金融機関による純資産時価評価方式と類似業種比準方式を併用し決定することで合意いたしておりますが、具体的な価格につきましては後日決定次第改めてお知らせ申し上げます。
・一部の事業分野における統合
(株)大木と(株)エーアイピーは、医療用具事業分野におけるコンタクトレンズケア用品および眼鏡にかかる卸売業務について統合運営を行なう予定です。
2.業務提携等の詳細について
業務提携および一部の事業分野における統合にかかる形態等についての具体的内容につきましては、今後両社間における専門委員会で協議のうえ、決定していく方針であり、決まり次第改めてお知らせ申し上げます。
3.業績に与える影響
それぞれの会社の業績に与える影響は、軽微なものと考えております。
4.日程
平成19年8月23日 取締役会決議
平成19年8月23日 資本・業務提携覚書調印
※提携合意書の締結日については未定
5.両社の概要
※ 関連資料参照
以上