ブリヂストン、「ブリヂストン社会・環境報告書 2007」を発行
「ブリヂストン社会・環境報告書 2007」を発行
株式会社ブリヂストン(社長 荒川 詔四)は、当社の2006年の社会的活動及び環境活動についてまとめた「ブリヂストン社会・環境報告書 2007」を発行致しました。
当社では、2000年より当社の環境への取り組みとその成果をまとめた「ブリヂストン環境報告書」を毎年発行しており、2004年からは当社の経済的・社会的活動も盛り込んだ「ブリヂストン社会・環境報告書」を発行しております。
本年度の報告書の特徴は以下の通りです。
1.報告書の構成・内容を一新
(1)当社は、これまで社会・環境報告書にはできる限り詳細な情報を記載するよう努めてきました。その結果、読者の皆様からは一定の評価を頂く一方、「取り組みの特徴がわかりにくい」「何が重要な情報なのかが把握しにくい」といったご指摘も頂いておりました。そこで、今回は、様々な読者の方々にとって「読みやすく、わかりやすい報告書」となるよう、新発想で「冊子」と「Webサイト」の2つのメディアの構成・内容を一新しました。
(2)今年度の冊子では、多くの方々にとって関心の高いテーマや当社が現在注力している取り組みを中心に掲載し、Webサイトでは、昨年度に引き続き、GRI(※1)や環境省のガイドラインを踏まえた体系的・網羅的な情報、環境関連データなどを掲載します。Webサイトは、9月末公開予定で、活動の進捗状況にあわせ随時更新していきます。
公開予定Webサイト
http://www.bridgestone.co.jp/info/library/csr_report/index.html
※1 GRI:Global Reporting Initiativeの略。環境面だけでなく社会・経済面も含めた持続可能性報告の世界的なガイドラインを作成している国際非営利団体。
(3)冊子、Webサイトともに報告書の対象を従来の株式会社ブリヂストンから、株式会社ブリヂストンおよび国内外の子会社・関連会社を含めたブリヂストングループへと拡大し、グループ・グローバルでの活動について昨年以上に情報を掲載しております。
2.「環境中長期計画」の取り組み状況の報告
当社では、2003年に「環境中長期計画」を策定し、2010年までに達成すべき目標を掲げその目標に沿って環境活動を推進しています。
2006年度の主な成果は、以下の通りです。
(1)国内全タイヤ工場でコ・ジェネレーションシステムの導入完了
熱効率を高め、エネルギー資源の効果的な運用につながるコ・ジェネレーションシステムは、熱源を多く使用するタイヤ工場のCO2排出抑制に極めて有効です。そこで当社では、1995年度の東京工場への導入を皮切りに、2006年末までに国内にある9つの全タイヤ工場にコ・ジェネレーションシステムの導入を完了致しました。
(2)国内グループ59工場でゼロ・エミッション(※2)達成
産業廃棄物の削減については、2004年に国内全15工場で産業廃棄物完全ゼロ・エミッション(※3)を達成し、これを維持し続けています。2007年6月末現在、グループ会社19社国内44工場でゼロ・エミッションを達成し、国内のグループ59工場で達成したことになります。
※2 ゼロ・エミッション:産業廃棄物の埋立量を、発生量に対して1%未満にすること。
※3 完全ゼロ・エミッション:事業所から発生するすべての産業廃棄物を対象に、品目ごとに処理業者と再資源化の委託契約締結を完了すること。
当社では、こうした様々な活動を通じて、経済活動の原則である「豊かな社会の追求」と「地球環境保全」の両立を常に念頭に置き、「安心」で「持続可能」な企業活動をめざしてまいります。
以 上