インフォプラント、中国の「基礎化粧品」に関する調査結果を発表
【中国基礎化粧品に関する調査】
クレンジングの使用率はわずか37.7%。日系ブランド資生堂は相変わらず高い人気。
~中国在住のインターネットユーザー300人からの回答結果~
最近の中国における消費需要は一段と増大しており、中でも衣料品や装飾品および化粧品への需要は著しい。さらに化粧品市場では、依然としてOLAY、LOREAL等の欧米系ブランドが優位に立ち、市場を占有しているようだ。
インターネットリサーチサービスを提供する株式会社インフォプラントと、中国におけるマーケティングリサーチサービスを提供するINFO BRIDGE CHINA Co. Ltd.は、中国全土で基礎化粧品を使っている18歳以上の女性を対象にアンケート調査を実施しました(調査期間:2006年1月15~1月30日/16日間、回答者数:300人)。
主な調査結果は下記のとおりです。
◇◆◇ 調査結果概要◇◆◇
■普段使っている基礎化粧品の中でクレンジングの使用者は1/3強
回答者全員に普段使っている基礎化粧品について複数回答形式で聞いたところ、1位「洗顔料」97.0%、2位「乳液」87.0%となり、続いて「リップ」が85.3%で3位となった。
「クレンジング・化粧落とし」は37.7%、「マッサージクリーム・角質拭き取り」は37.0%で、いずれも使用率が低い基礎化粧品となった。これらの使用率は年齢・収入・居住地に関係なく低い傾向にあった。【データ1参照】
■ 欧米ブランドOLAYは人気1位、日系ブランドでは資生堂が上位
中国国内で人気のある23ブランドについて、「知っている」(複数回答形式)、「現在使っている」(複数回答形式)、「使っている中で最も好き」(単一回答形式)、「今後使ってみたい、もしくは引き続き使いたい」(複数回答形式)をそれぞれ聞いたところ、OLAYがすべての項目で1位となった。またLOREAL、資生堂はいずれも上位5位内にあがった。
認知度、使用率では中国国産ブランドである大宝(DABAO)は上位であったが、「今後使ってみたい、もしくは引き続き使いたいブランド」では8位となり、欧米・日系勢が上位を占める結果となった。【データ2参照】
日系13ブランドについてイメージの比較をしてもらうと、資生堂は「品質が良い」「信頼性がある」「周囲の評判がよい」「あこがれ品、使ってみたいブランド」「流行っている」などで1位となった。【データ3参照】
■ カウンセリング利用頻度、月1回以上42.3%
カウンセリングに対する必要度を聞いたところ、「とても必要」が19.7%、「まあ必要」が48.3%、合わせて68.0%となった。逆に「あまり必要ではない」「全く必要ない」は合わせて7.7%であった。【データ4参照】
カウンセリングを受ける頻度を聞いたところ、「半年に1回程度」が30.7%で最も多く、次いで「月1回程度」が25.7%であった。また、「週1回以上」(3.3%)、「月2、3回」(13.3%)、「月1回程度」(25.7%)を合わせた「月1回以上」の割合は42.3%となった。一方「今まで受けたことがない」は10.3%であった。【データ5参照】
カウンセリングに求めることは、「自分の肌に合った商品の推奨」が79.3%で最も多く、「肌質のチェック/アドバイスをもらえる」が70.0%で2位に続いた。「無料サンプルの提供」は69.7%で3位となった。【データ6参照】
~ データ詳細につきましては、別紙をご覧ください~