平成16年5月14日
ネットアンドセキュリティ総研株式会社
http://www.ns-research.jp/
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ネットアンドセキュリティ総研、
「ナンバーポータビリティ導入による韓国キャリアの戦略分析」を販売開始
~ マーケティング戦略及び市場動向分析を中心に ~
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■■ 要約 ■■
インターネットビジネスの総合シンクタンクであるネットアンドセキュリティ
総研株式会社(代表取締役 原 隆志 東京都港区)は、日韓の調査・コンサ
ルティングサービスを提供している株式会社ROA Group(本社:東京都新宿区)
が調査、制作、発行したレポート「ナンバーポータビリティ導入による韓国
キャリアの戦略分析」の販売を開始した。
詳細ページ: http://shop.ns-research.jp/p-nks01.shtml
■■ 調査概要 ■■
■ 韓国のナンバーポータビリティ制度の特徴とキャリア別の戦略
ナンバーポータビリティ制度はユーザーが別のキャリアに契約を切り替えても
元の番号がそのまま使える制度である。世界的にナンバーポータビリティ制度
導入に最も注目している現在、国ごとに施行事例、及び成功や失敗に関する研
究、及び政策方向の設定と制度の導入に伴う企業の対応戦略の樹立などが活発
的に論議されている。
韓国の場合はナンバーポータビリティ制度に時差制を導入し、キャリア別にそ
れぞれ異なる期間にナンバーポータビリティ制度を施行する政策を樹立させた。
これにより2004年1月1日から韓国モバイル市場では支配的な存在のキャリアで
あるSKテレコムがいち早くナンバーポータビリティ制度を導入、後発キャリア
に番号を開放することになったのである。
ナンバーポータビリティ制度の導入と時差制適応の原論的な要因として、ナン
バーポータビリティの壁を取り除きキャリア間の公正な競争環境を造成するこ
とで、ユーザー選択の多様性確保とユーザー便益を増進させることが目的であ
る。実在的な要因としてはSKテレコムが市場の支配的キャリアとしての地位を
維持しており、市場支配力がより拡大されている。その結果、韓国市場内での
有效競争の確保が不確実になり、公正な競争環境を阻害するようになるという
心配が要因であると言えるであろう。
こうしてナンバーポータビリティ制度に時差制を導入し、各キャリア別に差等
的に適用するようになったのである。ナンバーポータビリティ制度の導入が今
後の市場に与える影響を予測するとキャリアの側面、ユーザーの側面、市場的
側面、経済的側面の4つに区分して影響力を分析することができる。
与える影響別に先行研究を行った結果はナンバーポータビリティ制度がそれぞ
れに大きな影響を与えていると予測できるとのことであった。
■ 広告・ポジショニング戦略を基にしたマーケティング戦略
ナンバーポータビリティ導入前後に韓国では各キャリア別に積極的なマーケテ
ィング戦略を樹立している。これを最も簡単に確認することができる方法の一
つが各キャリア別の広告の比較である。各キャリア別にナンバーポータビリテ
ィ制度への対応が積極的に行われていることが広告を通じて分析することがで
きる。広告戦略とキャリア別のポジショニング戦略を大きく価格アドバンテー
ジとサービスクオリティに区分する。これを通じてキャリア別のポジショニン
グ戦略及び広告戦略を分析した。
本レポートは韓国のナンバーポータビリティ制度導入に伴うキャリア別の戦略
と広告戦略及びポジショニング戦略を基にしたマーケティング戦略を中心に分
析を行った。本レポートは韓国のナンバーポータビリティ制度の特徴とキャリ
ア別の戦略を確認・分析するために有効な資料になることを期待する。
■■ レポートの目的 ■■
韓国のナンバーポータビリティ制度導入に伴い各キャリアの対応戦略は様々な
接近が可能であるが、本レポートでは広告戦略を通じてキャリア別のナンバー
ポータビリティ制度に関連するマーケティング戦略を調べて、キャリア別の戦
略的ポジショニングの位置と今後の展望及び戦略的方向性を模索することに頂
点を当てている。
このためPart.1では韓国のモバイル市場現況を簡単にまとめて、現在のモバイ
ル通信サービス市場の現況と発展推移を通じて市場全体及びキャリア別の現況、
そしてナンバーポータビリティ導入の背景などを様々なデータを通じて分析す
る。
Part.2では韓国モバイル通信市場の規制制度の変化と韓国のナンバーポータビ
リティ制度に関する概況及び特徴とナンバーポータビリティ導入の内・外的要
因を通じて韓国のナンバーポータビリティ導入の特徴的要素を分析する。今後
の市場展望に関する先行研究の批評を通じてキャリア、ユーザー、市場、経済
側面等の各部門でナンバーポータビリティ制度の導入が市場に及ぼす影響を点
検する。これらのデータを基にナンバーポータビリティ制度導入と関連したキ
ャリア別の戦略を区分して、キャリア別に特徴的な要素を提示する。
Part.3ではキャリア別のマーケティング戦略を各キャリア別の広告戦略及びポ
ジショニングを通じて分析する。分析はHotelling Modelを応用させてキャリ
ア別の広告戦略及びポジショニングを導出した。特にナンバーポータビリティ
制度と関連して各キャリア別のポジショニングの変化を調べた。これを通じて
各キャリア別のポジショニングの構築及び対応方向を点検することができるの
である。このような広告戦略及びポジショニングを基にナンバーポータビリテ
ィ制度導入前後の広告内容を分析した。また各キャリア別の広告内容の特徴及
び注目点を分析した。これらすべての資料を総合させ、各キャリア別のポジシ
ョニングの今後を展望し提示する。
■■ 調査方法 ■■
本レポートでは文献調査と広告内容分析及びモデル設定及び適応などを通じて
ナンバーポータビリティ制度による各キャリア別の対応戦略を提示する。
Part.1では、文献調査のために調査機関及び協会や研究所の資料と各キャリア
のIR資料及び情報通信部発刊の資料及びデータを利用した。
Part.2では各研究機関の研究報告書と新聞報道資料を参照し、今後の展望分析
に関連するデータ結果は各研究機関及び論文結果を引用したものである。
Part.3では理論的に既存のHotelling Modelを応用させ分析に合わせてモデル
を再設定、提示した。また、各キャリア別の期間別広告を収集・区分して内容
分析を行った。これを基にモデルを通じて今後の展望を提示し記述したのであ
る。
■■ 資料目次 ■■
1.韓国の通信市場の現況分析
1. 韓国の通信事業の発達過程
2. 有線及び無線事業者の概略
2.ナンバーポータビリティ制度と通信キャリアの戦略
1. ナンバーピータビリティ導入までの経緯
2. 今後の市場に与える影響を予測(先行研究の批評)
3. 通信キャリアのナンバーポータビリティ戦略
3.ナンバーポータビリティ制度が広告及び広報活動に与える影響
1. ナンバーポータビリティ制度導入以前の広告及び広報活動の概要
2. 分析モデルの設定及びキャリア別のポジショニングの分析
3. 広告内容の分析
4. ナンバーポータビリティ制度導入以降の進行状況及び注目点
5. ユーザーの反応
6. キャリア別の広告のポジショニング及び今後の戦略方向の分析
<図>
[1] 韓国の携帯電話加入者の増加推移
及びモバイル通信サービスの売上高の推移
[2] キャリア別の加入者数及び加入者対比のマーケットシェアの推移
[3] 売上高対比キャリア別のマーケットシェアの推移
[4] キャリア別のARPU規模及び構成の割合
[5] 今後の市場での売上高の展望及び音声・無線データ通信ユーザーの展望
[6] モバイル通信サービス市場のARPU変化推移
及び各部門別の売上高の比重推移
[7] 端末の世代別ユーザーの推移及び成長展望
[8] ナンバーポータビリティ制度の導入までの経歴
[9] 韓国ナンバーポータビリティ制度の特徴
[10] 韓国ナンバーポータビリティ制度導入の市場の内外的要因
[11] ナンバーポータビリティ制度導入に伴う厚生效果の推定
[12] ナンバーポータビリティ制度導入に伴うキャリア別の戦略方向
[13] キャリア別の広告(ブランド)戦略-企業ブランド戦略
[14] キャリア別の広告(ブランド)戦略-個別のブランド戦略
[15] 広告戦略及びポジショニング分析方法;Hotelling Model
[16] ナンバーポータビリティの導入以前の広告戦略及びポジショニング分析
[17] ナンバーポータビリティ制度導入に伴う広告戦略
及びポジショニング分析
[18] ナンバーポータビリティ制度施行前後の広告分析
[19] ナンバーポータビリティ制度が注目を浴びる以前の(~11月)の広告
[20] ナンバーポータビリティ制度施行直前(2003年11月~12月)の広告
[21] ナンバーポータビリティ制度施行直後(2004年1月以降)の広告
[22] 広告のキーワード及びトレンドの分析(SK テレコムの広告)
[23] 広告のキーワード及びトレンドの分析(KTFの広告)
[24] 広告のキーワード及びトレンドの分析(LGテレコムの広告)
[25] 広告のキーワード及びトレンドの分析(KTF+LGテレコムの広告)
[26] ナンバーポータビリティ制度導入以降の注目点
[27] ナンバーポータビリティ制度の導入に関する
ユーザーのアンケート調査結果
[28] キャリア別の広告ポジショニング及び今後の戦略方向分析
<表>
[1] 韓国モバイル通信サービス事業及びキャリア別の発展過程
[2] 基幹通信事業者の現況(2003年10月31日基準)
[3] 韓国の通信サービス別の売上げ現況
[4] 主要通信サービス市場の売上げ現況(2002年基準)
[5] キャリア別の財務諸表の概況(2002会計年度基準)
[6] キャリア別の設備投資及びマーケティング費用の展望
[7] ナンバーポータビリティ制度導入後ユーザー移行に対する
多重回帰分析結果
[8] ナンバーポータビリティ制度導入後の各キャリア別マーケットシェアの
展望
■■ 商品概要 ■■
商品名:「ナンバーポータビリティ導入による韓国キャリアの戦略分析」
発刊日:2004年4月
判 型:A4版77頁
調査・制作:株式会社ROA Group
発 行:株式会社ROA Group
販 売:ネットアンドセキュリティ総研株式会社
頒 価:・CD-ROM(PDF)タイプ単体 99,750円
(本体価格 95,000円+消費税 4,750円)別途送料 500円
・CD-ROM(PDF)+印刷タイプ 102,900円
(本体価格 98,000円+消費税 4,900円)別途送料 500円
【詳細URL】
http://shop.ns-research.jp/p-nks01.shtml
【お申し込み方法】
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■■ ネットアンドセキュリティ総研株式会社 ■■
・設 立:1996年10月
・資 本 金:151,450,000円(2003年11月20日現在)
・代 表 者:代表取締役 原 隆志
・事業内容:インターネットビジネスの総合シンクタンク
・取扱商品:・企業様のweb、メールマガジンのコンテンツ企画、制作、運
用、顧客対応業務の代行
・セキュリティ製品レビュー、ウイルス情報、セキュリティホ
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