旭硝子、5月メドに国内建築加工ガラス事業の販売・管理部門を分社化
国内建築加工ガラス事業の販売・管理部門の分社化に関するお知らせ
旭硝子株式会社(本社:東京都千代田区、社長:門松正宏)は、平成19年1月18日開催の当社取締役会において、本年5月1日を目処に国内建築加工ガラス事業の販売・管理部門(以下、対象部門という)を分割し、当社の100%子会社であり、建築加工ガラスの製造を行うエイ・ジー・シーアックス株式会社(本社:東京都千代田区、社長:原田伸一、以下AXという)に承継させることを決議しましたので、下記の通りお知らせいたします。
現段階では会社分割の詳細などについて未決定ですが、これらについては吸収分割契約の締結時に改めてお知らせいたします。
なお、AXは同日付で、当社の100%子会社であり建築加工ガラスの販売を行う旭硝子建材販売株式会社(本社:東京都千代田区、社長:浅沼光一、以下AGHという)と合併(存続会社:AX)、AGCグラスプロダクツ株式会社へ商号変更し、国内建築加工ガラス事業の一体運営を行います。
記
1.会社分割の目的
これまで当社の国内建築加工ガラス事業は、当社、AX及びAGHに、製造・加工・販売機能が分散していましたが、これらを統合することにより意思決定や実行のスピードを向上させ、国内建築加工ガラス市場において高機能品の更なる浸透を図り、販売拡大に繋げていくことが、今回の目的です。
2.会社分割の要旨
(1)会社分割の日程(簡易手続きにより実施)
平成19年1月18日 会社分割の基本方針の決議
平成19年3月中旬(予定) 吸収分割契約承認取締役会、吸収分割契約の締結
平成19年5月 1日(予定) 分割の予定日(効力発生日)
※本会社分割は会社法第784条第3項に規定する簡易吸収分割であるため、当社は分割契約承認株主総会を開催いたしません。
(2)分割方式
当社を吸収分割会社とし、既存の当社100%子会社であるAXを吸収分割承継会社とする簡易吸収分割です。
(3)株式の割当
AXが本分割により発行する株式数は未定ですが、全て当社に割り当てられます。
(4)割当内容の根拠
AXは、当社の100%子会社であり、かつ本分割は資産及び負債を帳簿価額で承継させ、本分割によりAXが発行する全株式を当社に割り当てる分社型吸収分割であることから、両社間で協議し、割り当てる株式数を決定いたします。
(5)分割により減少する資本金等
本分割により減少する当社の資本金はありません。
(6)分割会社の新株予約権及び新株予約権付社債に関する取扱い
当社の新株予約権者に対して、当該新株予約権に代わるものとしてAXの新株予約権を交付しません。
また、新株予約権付社債に関して該当事項はありません。
(7)承継会社が承継する権利義務
承継会社であるAXは、分割期日における当社の建築加工ガラス事業及びこれに関連附帯する事業に係る資産及び負債等のうち、事業遂行に必要と判断されるものを当社から承継する予定です。
また、分割期日において当社の建築加工ガラス事業部門に従事する従業員は、当社からAXへ出向する予定です。
(8)債務履行の見込み
本分割により当社及びAXが負担すべき債務履行の見込みは、あると判断しております。
3.会社分割後の承継会社の概要
(1)社名 AGCグラスプロダクツ株式会社
(エイ・ジー・シーアックス株式会社より商号変更)
(2)所在地 東京都千代田区三崎町二丁目9番18号
(3)資本金 10.3億円
(4)資本構成 旭硝子100%
(5)決算期 12月31日
(6)代表者 市川公一(予定)
(7)従業員数 約640名
(8)事業内容 建築加工ガラスの製造・販売
(9)製造拠点 承継会社の現有工場(茨城県神栖市等)
4.分割当事会社の概要
* 関連資料 参照
5.分割する建築加工ガラス事業部門の内容
(1)建築加工ガラス事業部門の内容
・建築加工ガラスの販売、事業管理
(2)建築加工ガラス事業部門の平成17年12月期における経営成績
売上高 (百万円)
建築加工ガラス事業部門(a) 35,961
当社平成17年12月期実績(b) 576,229
比率(a/b) 6.2%
(3)承継資産、負債の項目および金額(平成18年12月31日)
現時点で、承継会社に承継する資産・負債の金額は未定です。
6.会計処理の概要
AXは連結子会社であり、企業結合会計上の分類において、本件会社分割は共通支配下の取引等に該当するため、連結損益への影響はありません。なお、本件会社分割によるのれんの発生はありません。
7.分割後の当社の状況
(1) 商号
旭硝子株式会社
(2) 事業内容
ガラス・化学製品などの製造及び販売
(3) 本店所在地
東京都千代田区有楽町一丁目12番1号
(4) 代表者
代表取締役社長執行役員門松正宏
(5) 資本金
90,480百万円(平成18年6月30日現在の資本金であり、分割による資本金の減少はありません)
(6) 総資産
平成18年6月30日時点での総資産額は、1,195,064 百万円です。なお分割に伴う当社資産の減少額は、軽微です。
(7) 決算期
12月31日
(8) 業績に与える影響
○分割後の業績見通し
単独業績に与える影響は軽微です。
○分割後の連結業績見通し
100%子会社との企業グループ内再編であるため、連結業績に与える影響はありません。
以上