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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.14.Fri
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2007'07.03.Tue

シード・プランニング、調査研究レポート「SNSビジネスの業界動向調査」結果を発表

SNS業界動向調査
2007年は携帯SNSの拡大に期待!


 調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(東京・台東区 梅田佳夫社長)は、国内SNS(※1)業界調査を実施し、調査研究レポート「SNSビジネスの業界動向調査」にまとめた。

 株式会社シード・プランニングでは、ブロードバンドサービスをはじめ、インターネット広告、eコマース、映像配信、音楽配信などの市場について継続的に調査を行っているが、このほど、国内のSNS運営事業者等にヒアリング調査を行い、SNS業界の動向についてまとめた。以下にその調査結果を抜粋して紹介する。なお、SNSには特定のユーザー層に特化したサービス(例:看護師向けSNS、サッカーSNS等)が数多く存在するが、今回はユーザー層を特に限定しない総合型SNSを調査対象としている。


■SNS分類
 添付資料をご参照ください。


■PC SNSでは「mixi」、携帯SNSでは「モバゲータウン」が会員数最大!
 上記、分類をもとに、PC SNS及び携帯SNSの会員数(公表ベース)を比較した。

◎PC SNS
 PC SNSでは、mixiが国内最大会員数660万人(06年11月時点)を保持している。下図は、30万人以上の会員(公表ベース)を持つPC SNSである。

◎携帯SNS
 携帯SNSでは、モバゲータウンが国内最大会員数225万人を保持している。下図は、10万人以上の会員(公表ベース)を持つ携帯SNSである。


■SNS市場は寡占状況!
 会員数に加え、一人当たりPV(ページビュー)を指標に各SNSを見ると、SNS業界の実態がより明らかになる。下図は、各SNSを会員数と月間一人当たりPVで図示したものであるが、PC SNSではmixi、携帯SNSではモバゲータウンの一人当たりPVが突出している状況がうかがえる。これはインターネットポータルサイトの市場と非常によく似ている構造だろう。


■2007年は携帯SNSの伸びに期待!?
 PC SNSと携帯SNSを比較するため、それぞれにおける最大規模サービス「mixi(PC SNS)」及び「モバゲータウン(携帯SNS)」の会員数推移を比較した。両サービスともに順調にその会員数を増やしてはいる。特にサービス開始からまだ1年満たないモバゲータウンは伸び率が比較的大きく、2007年もその拡大傾向が続くものと予想される。


■「招待制」から「自主登録制」へ、「プレミアム感」「安心感」から「コンテンツ」へ
 従来、国内のSNS市場では招待制がもたらすユーザーの「プレミアム感」「安心感」によって会員を集客していった。しかし、2006年以降は個人情報流出による「安心感」の薄れや規模拡大による「プレミアム感」の薄れなどにより、招待制がもたらす集客効果が低くなっている。実際、招待制から自主登録制に切り替えるSNSが増えている。
 現在の国内SNS市場では、アフィリエイト(※2)や広告経由で集客を行うSNSが数多く存在する。しかし、そのような経路で集客された中にはインセンティブ目的だけの会員も多く、アフィリエイト経由では解約率が6~7割となるサービスも存在するほどで、単純な広告展開だけでは会員のサービス定着化は難しい。したがって、SNSを利用することの意義を、いかにその会員に提示できるかがポイントとなっている。
 この集客・会員定着手法として鍵を握るのが無料の優良コンテンツ提供である。mixiは他SNSに比べ偏りのない幅広い年齢・職種・趣味を持つ会員によって支持されており、ユーザー個人のライフスタイルが変わっても100万以上のコミュニティというコンテンツを通じて、会員の定着を可能にする仕組みが出来上がっている。モバゲータウンでは無料の携帯ゲームを提供することで、その会員を9ヶ月で225万人まで伸ばすことに成功している。また、Goccoではクライアント事業者とのタイアップで、特定商品上にGocco内の商品コミュニティを紹介し、ユーザーのSNS利用目的を明確にするといったPR戦略をとっている。これにより、ユーザー解約率を5%以下に抑えることにも成功している。

■SNSの次世代機能
 SNS内には個人のプロフィール・趣味・嗜好情報が多く埋め込まれており、今後はこのような情報を抽出するための媒体としてSNSが活用される可能性が大きい。具体的には、より特定のターゲットに絞り込みマッチングさせて表示する広告サービスやマーケティングデータ提供サービスなどである。また、個人の嗜好を把握することで、サービスにリコメンド(※3)機能やコンシェルジュ(※4)機能を付加することも可能になる。
 さらに、携帯電話はカメラ、バーコードリーダー、GPS、FeliCa(ICカード)などのインターネットとリアルをつなぐツールが豊富に搭載されており、また携帯性というその性格から、リアルにおいても上述のマーケティングサービスを展開することが可能になる。KDDIが携帯電話を利用して開発を進めるライフログ(個人の行動に応じた各種情報(気に入った場所や商品など)を簡単に取得し、ネットワーク上に簡単に登録できる)サービスはその代表的な例である。この点から、2007年は携帯SNSの拡大が期待できる年となるだろう。

※1 SNS:ソーシャルネットワーキングサービス(social networking service)。コミュニティ型のWebサイトで、シード・プランニングでは登録制のコミュニティサイトのうち、各会員ページの訪問者をトラッキングできる閉鎖性のあるサービスと定義付けている。
※2 アフィリエイト:成果報酬型広告
※3 リコメンド:EC(電子商取引)などで、ユーザーの好みを分析し、ユーザーごとに興味ありそうな情報を選択的に表示するサービス。
※4 コンシェルジュ:ホテルの宿泊客のあらゆる要望、案内に対応する「総合世話係」で、転じて「総合案内」サービスを指す。


*以下、図入りの詳細資料は、添付のオリジナルリリースをご参照ください。

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