OMCカードと丸井、クレジット業務処理専門の合弁会社を設立
OMCと丸井がクレジット業務を共同化
クレジットカードの業務処理専門の合弁会社を設立、
システムは丸井のグループ会社で共同運営
本日(平成19年1月23日)、株式会社オーエムシーカード(以下「オーエムシーカード」)と株式会社丸井(以下「丸井」)は、クレジットカード業務の効率化とコスト構造の変革を狙い、クレジット業務処理専門の合弁会社を設立すること、並びにシステムにおける共同運営の早期実現を図ることで基本合意しましたのでお知らせいたします。
合弁会社は、2007年3月中旬を目処に設立し、両社の会員募集から審査・与信業務、会員サービス等を業務移管し、カードプロセシング業務の専門会社としての基盤構築を進めてまいります。
また、合弁会社は、今後、他のカード会社にも参画を呼びかけ、流通サービスに独自の強みを有するカードプロセシング業務の受託専門会社として確固たる地位を築いてまいります。
さらに、システムに関しても、丸井のグループ会社で、システム運営を担う株式会社エムアンドシーシステム(以下「エムアンドシーシステム」)を通じ、両社システムの共同運営の早期実現を図ってまいります。
記
1.主旨
オーエムシーカードと丸井は昨年カード事業の協業化で業務提携し、丸井グループ会社の株式会社エポスカードが新規発行した国際カード「エポスカード」の顧客問合せ業務と信用管理業務をオーエムシーカードが業務受託してまいりました。この間、クレジットカード業界では、技術変革や決済市場の拡大、貸金業法の改正やリスク管理の厳格化など、経営環境が激しく変化する中、一層の競争力強化と効率化を目指した業界再編がおこなわれています。これまで、その中心は銀行系カード会社を核とするグループ形成が主流となっていますが、会員募集から審査・与信業務、会員サービスまで、同じカード業界でもその運営方法や形態、システム思想が大きく違うため、オーエムシーカードは、流通サービスに独自の強みを有する業務処理や運営、システム構築が不可欠と考え、この思想に基づくクレジット業務処理を専門に担う会社の設立を呼びかけてまいりました。丸井は、いち早くこの考えに賛同し、協業実現に向けて協力していくことで合意し、このたび両社共同出資による合弁会社設立に至ったものです。
また、両社と合弁会社が業容拡大していくにあたって、増大化するシステム投資負担の抑制、システムコストの抑制・削減が不可欠であることから、両社のリソースを有効活用し、システムの効率化をはかるため、今後両社はシステムの共同運営の早期実現を図っていくことについても基本合意しました。
2.基本合意の概要
(1)合意内容
オーエムシーカードと丸井は、両社それぞれのノウハウ、強みなどの経営資源を提供し、クレジットカード事業に関わる業務全般を専門で受託する独立系プロセシング会社を共同で設立し、将来的に3000万人会員規模の業務処理受託を目指して受託先の拡大をはかってまいります。また、設立時点では2社の合弁会社として業務を開始しますが、今後、両社協議の上、第三者からの業務資本提携も視野に入れ、独立系カードプロセシング専門企業として確固たる地位を築いてまいります。
さらにシステムについては、エムアンドシーシステムを通じた共同運営を進めて、オーエムシーカードからの出資も含め両社にて検討してまいります。詳細については2007年4月末を目処に決定する予定です。
(2)プロセシング合弁会社の概要
商号: 株式会社プロセント(PROCENT Inc.)
設立年月日: 2007年3月中旬(目処)
事業開始時期: 2007年4月1日(目処)
資本金: 1億5千万円
出資構成: オーエムシーカード80%、丸井20%
本店所在地: 東京都墨田区菊川
事業所: 東京(菊川、中野)大阪(江坂)福岡
事業内容:
カードプロセシング業務受託(審査業務、信用管理業務、カスタマーセンター業務、コンピュータ処理業務、その他付随業務
代表者: オーエムシーカードから選任
役員構成: 取締役5名(オーエムシーカード4名、丸井1名)監査役1名
従業員数: 社員約250名
(オーエムシーカード、丸井グループから出向)
パート・アルバイト約1200名
以上