グローバルヘルスケアとメディカルアソシア、全国での保健師・管理栄養士提供で業務提携
”保健指導機能の拡充を目的に全国各地での保健師・管理栄養士の提供に関し、戦略的業務提携”
福利厚生業務のアウトソーシングサービスを手がける株式会社ベネフィット・ワン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:白石徳生、以下ベネフィット・ワン)の子会社で、健康管理支援サービスを行っている株式会社グローバルヘルスケア(本社:東京都中央区、代表取締役社長:福澤雅彦、以下グローバルヘルスケア)と、医療系専門職の人材紹介企業である株式会社メディカルアソシア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中秀代、以下メディカルアソシア)との両社は、グローバルヘルスケアが提供する『コーポレートヘルスケアサービス(以下、CHS)』において、平成20年度以降、保険者に義務化される「特定保健指導」など疾病予防サービスに必要な保健師および管理栄養士の全国各地での提供を目的とした戦略的な協力関係を構築することで合意し、業務提携に関する「契約」を締結いたしましたのでお知らせいたします。
記
1.業務提携の背景
2006年6月の医療制度改革法案の通過に伴い、医療費抑制のための中心的な柱としてメタボリックシンドローム対策の導入が決定し、保険者に対して平成20年度より標準的な健診および保健指導の実施が義務付けられることとなりました。
この対策は、従来の健康診断への補助金助成といったプロセス(過程)中心の保険者の保健事業を見直し、メタボリックシンドロームの対象者および予備群である保険加入者に対して行動変容のための保健指導を実施し、生活習慣病発症および医療費の抑制といったアウトカム(効果)を導き出すことに主眼が置かれています。
また、本制度の実施に際しては、保険者ごとに平成20年度からの5ヵ年計画を策定、実施が求められ、平成24年までの実施結果に応じて、従来の老人保健拠出金に代わる「後期高齢者支援金」拠出率の加算・減額措置といったペナルティを伴う施策となっています。
2.業務提携の趣旨及びその内容
グローバルヘルスケアが提供するCHSでは、健診予約代行から健診データの電子管理、階層化分析、およびメタボリックシンドローム対象者及び予備群に対する「保健指導」と法制化において義務化される対策の全体を網羅できるサービスとなっていますが、特に保健指導の部分では、それを担う資格者として医師、保健師、管理栄養士等に限定していることから、今後、全国の保険者のニーズに対応するために安定的に保健師、管理栄養士を確保することが重要となります。
そこで、メディカルアソシアが有する保健師、管理栄養士の人材登録の全国ネットワークを活用することにより、必要に応じて質の高い人材を確保し保健指導を行うことが可能となります。
かかる観点から、グローバルヘルスケアとメディカルアソシアの両社は、今回のメタボリックシンドローム対策という国民の健康・医療における大きな転換期に際し、両社が有する”コアコンピタンス”を有機的に結びつけることにより、多くの人々が脳卒中や心臓病などの生活習慣病による重篤な疾病から解き放たれ、生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)の改善に大きく貢献することを目的として、この度の業務提携を行うことになりました。
3.業務提携会社の概要
株式会社グローバルヘルスケア(http://www.globalhealthcare.co.jp/)
・本 社 東京都中央区新川1-17-18 白鹿茅場町ビル5階
・資本金 7,250万円
・資本準備金 4,250万円
・代表者 代表取締役社長 福澤 雅彦
・事業内容 会員制健康支援サービス事業。健康関連企業支援事業。医療機関支援事業
・特 長 東京証券取引所市場第二部上場のベネフィット・ワンの子会社
■グローバルヘルスケアは、予防と治療の両面から、個々人の健康状況を把握した上で最適なサポートを提供することを目的として2004年8月に設立されました。サービスは個人及び法人を対象としていますが、広く多くの人々の生活習慣病改善に貢献するため、2005年7月に法人向けに特化したCHSを開発しました。
■その後、2006年6月に医療制度改革に伴い健康保険法等が改正されたのを受け、CHSの提供でこれまで培ってきたノウハウが、本制度改革が意図する40歳以上のメタボリックシンドロームの予防の具体策となりうることから、保険者向け営業の強化を図ることと致しました。
株式会社メディカルアソシア(http://www.medicalassocia.jp/)
・本 社 東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館 17階
・資本金 5,500万円
・代表者 代表取締役社長 田中 秀代
・事業内容 メディカルスタッフの各種人材サービス事業
健康管理業務各種アウトソーシング事業
・特 長 1984年創業、国内最多のメディカルスタッフを有する医療人材界のパイオニア
■メディカルアソシアは、医療・福祉業界の人材の支援を目的として1984年4月に設立されました。現在、国内最多23,000人のメディカルスタッフが、医療福祉人材の提供・各種業務支援をご提供しております。
■2006年4月1日より医療従事者の産休・育休・介護休暇の代替要員としての医療派遣受入れが可能となりました。2004年3月の「紹介予定派遣」の解禁に続き医療・業界の人の流れが変わりつつある中で、病院・診療所・企業からよせられる様々な医療・福祉人材ニーズに迅速にお応えしてまいります。
■厚生労働省が掲げる予防・未病対策の流れに沿って、メディカルアソシアでは今後「産業保健師育成プロジェクト」実施を検討しております。
当プロジェクトは、保健師資格を有するが産業保健師としての経験がない方々を対象とし、主に以下の2つの側面より産業保健師を育成したいと考えております。
(1)セミナーや研修を実施し、知識面からの育成(予定)
(2)提携企業内でのインターンシップを実施し、実務面においての育成(予定)
以 上