シャープ、欧州での太陽電池モジュールの生産能力を220MWに拡大
英国生産拠点の製造ラインを増強
欧州での太陽電池モジュールの生産能力を220MWに拡大
シャープは、英国のウェールズ・レクサムにある生産拠点、シャープ・マニュファクチャリング・カンパニー・オブ・UK(SUKM)の太陽電池モジュールの生産能力を、2007年2月に現在の110MW(メガワット)から倍増し、年間220MW体制にします。
SUKMは、米国に次ぐ海外で2番目の太陽電池モジュールの生産拠点として、2004年春に年間生産能力20MWでスタートし、以来、2005年5月に50MW、2006年2月に110MWと、生産能力の拡大を図り、今回さらに220MW体制に増強するものです。
欧州における太陽光発電システムは、これまでドイツが市場を牽引してきましたが、電力買取保証制度が日照時間が長く高い発電効率が期待できるスペイン・イタリア・ギリシャ・フランスなど20カ国に広がったこともあり、直近ではこうした地域を中心に設置件数が急激に拡大しています。
当社は今回の生産能力の増強により、急拡大する欧州の太陽電池需要に迅速に対応してまいります。
さらに、当社では材料を有効活用するセルの薄型化やシリコン使用量の少ない薄膜太陽電池の生産拡大を図るなど、リーディングメーカーとして環境負荷物質を発生させない太陽電池事業の一層の拡大を目指してまいります。
■時期:2007年2月
■投資額:約22億円
■年間生産能力:220MW
<SUKMの概要>
会社名:Sharp Manufacturing Company of U.K.
操業開始:1985年
生産品目:電子レンジ、太陽電池モジュール
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