日商エレクトロニクス、ケーブルインターネット100M超高速化サービスのフィールドトライアルテストを開始
日商エレ、ケーブルインターネット100M超高速化サービスのフィールドトライアルテストを開始
~秋田ケーブルテレビにおいての次世代型CMTSに新技術~
日商エレクトロニクス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:辻孝夫、東証一部:9865、以下日商エレ)は、このたび、株式会社秋田ケーブルテレビ(本社:秋田県秋田市、代表取締役社長:松浦 隆一、以下秋田ケーブルテレビ)より次世代型CMTS(ケーブルモデム終端システム)をご採用いただくにあたり、フィールドトライアルテストのサポートを開始いたします。
日商エレはハイパフォーマンスと信頼性を誇る米国BigBand Networks社(本社:カリフォルニア州、CEO:Amir Bassan-Eskenazi)「Cuda12000」を2000年より販売しており、既に秋田ケーブルテレビに「Cuda12000」を納入しております。
このたび日商エレは、秋田ケーブルテレビが開始予定の既設HFC(光ファイバ同軸ハイブリッド)ネットワークを利用した下り最大100Mbps超の高速インターネットサービスに、新技術を付加した次世代型CMTS「Cuda12000」のご採用いただき、このフィールドトライアルテストをサポートいたします。
新技術は、ケーブルインターネットの標準規格DOCSIS3.0(*1)で採用予定の「チャンネルボンディング機能(*2)」を「M-CMTS(*3)」方式にて実現したもので、現行サービスの帯域を複数束ねることで下り通信速度を飛躍的に向上させることができるため、100Mbps超の高速インターネットサービスの提供が可能となります。本システムでは全てを標準化仕様に準拠した技術を採用し実現することで、汎用性をもたせているのが特徴です。
この「M-CMTS」方式を使用したサービスの提供は国内初であり、秋田ケーブルテレビでは今春のサービス化に向けて準備を進める予定です。
日商エレでは、秋田ケーブルテレビをはじめ、国内数箇所のお客様への納入を前提としたフィールドトライアルテストを実施・予定しており、4月以降の正式リリースで積極的な販売を展開してまいります。
(*1)DOCSIS:ケーブルテレビのネットワーク上でデータ通信を行なうための技術使用の業界標準仕様。
(*2)チャンネルボンディング機能:DOCSISの複数のチャンネルを束ねる(ボンディング)ことにより、従来のデータ通信速度の数倍高速化を実現する機能。
(*3)M-CMTS:ケーブルモデムに信号を送る変調器の部分を従来の一体型から外出しに分離することで、効率化と処理能力の向上を実現する新しい標準規格。
*記載されている会社名、製品名は、各社の商標、もしくは登録商標です。