2007'07.09.Mon
三菱電機、低騒音形の産業用有圧換気扇2機種50種類を発売
「給気専用形」を追加し、ラインアップを一層拡大
三菱産業用有圧換気扇(低騒音形)新発売のお知らせ
三菱電機株式会社(執行役社長:下村節宏)は、主に工場・倉庫の換気や機械装置の冷却・送風機器に用いる産業用有圧換気扇(低騒音形)の新製品として、羽根径20~60cmの「排気専用形」25機種と「給気専用形」25機種、合計50機種を5月10日から発売します。
< 発売の概要 >
※ 関連資料参照
< 発売の狙い >
当社は、産業用換気機器として、有圧換気扇(※1)を1961年に業界で初めて開発・発売し、以来45年にわたり、工場や倉庫を中心に多くの建物で採用され、高い評価と信頼をいただいています。
近年では、製造業の旺盛な設備投資や物流サービスの高度化・効率化を背景に、工場や倉庫の新設や建て替えが増加し、有圧換気扇の需要が高まる一方で、市場からは施工面での改善が求められていました。
当社は今回、有圧換気扇の基幹機種である羽根径20~60cmの産業用有圧換気扇(低騒音形)をモデルチェンジいたします。新製品は、給気専用形の追加をはじめ、近接設置の実現(※2)と使用可能電圧の拡大など、施工面での改善を実現し、設置場所での施工時間短縮と工事費用削減に貢献します。
(※1):住宅用などの一般換気扇と比べ空気を押し出す圧力が強く、より大きな風量が得られる換気扇
(※2):羽根径45cm以上の全機種と、シャッターと組み合わせて使用する場合は、従来どおり羽根径の3倍以上の設置間隔が必要
< 新製品の特長 >
1.給気専用形の新規発売により、設置場所での施工を効率化
従来、給気用の換気扇は、給気改造可能な排気用換気扇の羽根の取付方向と電気結線を変更して使用するなど施工に手間がかかっていました。また、風量も機種によっては1割以上低下するため、1ランク上の機種選定が必要となるケースもありました。今回新しくラインアップした給気専用形は、風路の専用設計により排気専用形と同等の風量を持ち、取付寸法が大きくなることもなく施工の効率化と工事費用の削減に貢献します。
2.近接設置の実現により、建物や機械ユニットへの設置自由度が向上
複数台の有圧換気扇を近接設置すると、気流が乱れて羽根に大きな負担がかかり不具合等の一因となるため、従来は取付間隔を羽根径の3倍以上に制限していました。新製品は羽根の強度を高めたことにより、近接設置が可能(※2)になりました。これにより建物の壁面や機械ユニットへの設置自由度が向上し、設置スペースや工事費用の削減に加え、換気効率のアップや壁面の外観改善にも寄与します。
3.3相200Vタイプは200~220Vの間で使用可能
モーター構造の見直しにより、工場や倉庫等、建物内の動力電源と共用されることが多い3相200Vタイプの使用可能電圧を拡大し、200~220Vの間で使用できるようになりました。これまで50Hzの場合は200Vの定格電圧のみ、60Hzの場合200Vまたは220Vのどちらかの定格電圧でのみ使用が可能で、この他の電圧にはすべて受注生産で対応していましたが、新製品では、50Hzの220Vや60Hzの215Vでも運転できます。
< 特長の詳細 >
※ 関連資料参照
■製作担当工場
三菱電機株式会社 中津川製作所
〒508-8666 岐阜県中津川市駒場町1-3
電話 0573-66-2111(代表)
FAX 0573-66-5659
■お客様からのお問い合わせ先/資料請求先
三菱電機株式会社 機器計画部
〒100-8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
電話 03-3218-6630(ダイヤルイン)
FAX 03-6221-6823
● 関連リンク
三菱電機(株) ホームページ
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