帝人、岩国事業所内に新商品開発などの拠点「開発研究センター」を新設
将来を担う新技術創出、新商品開発の拠点として
開発研究センター(仮称)の新設について
帝人株式会社(本社:大阪市中央区、社長:長島 徹)は、研究開発機能のより一層の充実を図るため、このたび総額約50億円を投資し、岩国事業所(山口県岩国市)内に開発研究センター(仮称)を新設することとしました。
岩国事業所内には、従来よりコーポレート研究を担う先端技術研究所が設置されていますが、このたび新設する開発研究センターは、現存の先端技術研究所やプロジェクト推進のための研究チーム、および新たに導入するオープンラボなどを融合した施設として建設するもので、帝人グループの将来を担う新技術創出、新商品開発の新たな拠点となります。
帝人グループでは、長期経営ビジョンとして「グローバルエクセレンス獲得」を掲げ、新規事業創出のための研究開発機能強化を図っています。新設する開発研究センターでは、こうした目指すべき方向に向け、基礎研究からパイロットスケールでの開発研究にまで対応できる研究インフラを整備し、また、オープンラボでのお客様との共同開発や大学との連携を推進することにより、新規事業の創出を加速していきます。
詳細は下記のとおりです。
記
1.開発研究センターの位置付け
コーポレート研究機能と新事業のインキュベーションを担う「新事業開発グループ」の中核研究施設として、帝人グループの将来を支える新技術創出、新商品開発に向けたコーポレート研究を推進していきます。
2.基本コンセプト
(1)「先端科学・技術を基盤とし、世界に貢献する社会に開かれた研究開発拠点」を基本コンセプトとして、研究者が自由な発想により、新規事業創出につながるオリジナリティの高い研究成果を生み出すことを狙いとしています。
(2)新たに導入するオープンラボを、お客様との共同開発の場として位置付けて事業化に向けた開発のスピードアップを図り、また、大学などの研究機関との共同研究の場としても活用し、最先端研究者との人財交流を推進することによって先端技術の融合と創出を進めていきます。
3.研究領域
バイオテクノロジーやナノテクノロジーなどの先端技術、およびこれら先端技術とポリマーサイエンスとの融合領域
【具体的な研究分野】
バイオマテリアル、生体適合材料、再生医療、機能性ナノ材料、ナノ複合材料、次世代情報電子材料など
4.所在地
帝人(株)岩国事業所内(所在地:山口県岩国市日の出町2-1)
5.面積
【敷地面積】 約20,000m2
【建築面積】 約11,000m2
(研究実験棟:1棟、プラント棟:3棟 など)
6.人員規模
約150名(内50名は段階的に増員予定)
7.総投資額
約50億円
8.建設計画(予定)
2007年3月 着工
2008年5月 竣工
以 上