沖電気、IPセントレックス機能を強化したIP電話ソリューション「SS9100 R7」を販売
IPセントレックス機能を大幅に強化した
「IP CONVERGENCE(R) Server SS9100 リリース7」を発売
~小規模拠点向け装置やモバイル端末のラインナップを拡充、
ログイン機能、ひかり電話収容など電話機能も拡大 ~
OKIは、このたびIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE(R) Server SS9100(以下「SS9100」)」のIPセントレックス機能を大幅に強化し、最新モデル「IP CONVERGENCE Server SS9100 リリース7(以下「SS9100 R7」)」として本日より販売を開始します。
現在IP電話の普及に伴い、複数事業所を持つ企業がPBX設備を更新する際には、通信・保守・設備コストの削減とともに、ワークスタイルの変革と生産性の向上を図るために企業内IPセントレックス(注1)方式のIP電話システムの導入を検討するケースが増えています。OKIでは、IP-PBX機能と業務アプリケーションをオープンな環境であるMicrosoft(R).NET上で融合させたIPテレフォニーサーバ「SS9100」を2004年2月より販売し、このようなIPセントレックスに対するニーズにお応えしてきました。
新モデル「SS9100 R7」では、小規模拠点用の装置を拡充し、IPセントレックス対応を一層強化しました。小規模拠点向けPSTN回線収容装置「IP CONVERGENCE GATEWAY VS」をラインナップに加え、局線収容コストの低減を可能にしています。ネットワーク障害時にはPBXサービスを救済するためのサバイバル装置「サバイバルBOX」を用意し、障害救済を低コストで実現できるようにしました。これらにより銀行、保険会社、旅行代理店など小規模多拠点構成の企業で効果的なIPセントレックスシステムを構築することが可能となります。
また、フリーアドレス対応の機能(ログイン機能)を備え、フリーアドレスのオフィスや出張先の自社拠点のIP多機能電話機を、ID入力してログインすることにより、個人番号で使用することができます。さらに、NTTドコモの新機種「FOMA(R)無線LANデュアル端末 N902iL」をモバイル端末に加え、モバイルセントレックス(注2)対応を強化しました。KDDI(au)の「無線LANデュアル端末E02SA」との混在システムの構築も可能です。
その他、NTT東日本/NTT西日本の法人向けIP電話サービス「ひかり電話ビジネスタイプ」に対応するアダプタをラインナップに加えている上、通話録音機能・着信音鳴り分けなどの電話端末の使い勝手を向上する機能を追加しています。
OKIでは、企業競争力の強化を求める企業ユーザに対し、「SS9100」を用いたIP電話ソリューションによる貢献を今後とも目指していきます。
【販売計画】
標準価格:「SS9100 R7」1000ユーザのモデルで4,500万円(税抜)~
「SS9100 Type M」200ユーザのモデルで810万円(税抜)~
出荷時期:2007年3月16日
販売目標:各モデル合わせて3年間で4,000セット
【「SS9100 R7」の主な特長】
* 関連資料 参照
【用語解説】
(注1)企業内IPセントレックス
音声通信をIP網に統合するとともに、従来は拠点ごとに設置していたPBXを1ヵ所に集約して管理・運営するIP電話の導入形態。運用コストの大幅な削減が可能なばかりでなく、従来のPBXが備えている多種の機能を使用できる、既設の機器を有効活用できる、などの特長を持っている。
(一般に通信事業者がIP網経由でPBX機能を企業に提供するサービス形態を「IPセントレックス」という。)
(注2)モバイルセントレックス
企業内IPセントレックスで用いられる端末を、モバイルIP電話端末に代表される携帯型端末としたIP電話の導入形態。携帯型端末による機動性を活かし、事業所や座席にとらわれないワークスタイルを実現する。
※ 沖電気工業株式会社は、グローバルに認知される成長企業を目指し、通称を「OKI」とします。
※ CONVERGENCE、Com@WILL、MWINS は沖電気工業株式会社の登録商標です。
※ Microsoftは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
※ FOMAは株式会社NTTドコモの登録商標です。
※ その他、本文に記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。
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