SUMCO TECHXIV、300mmウェーハの国内生産能力を月産30万枚規模に追加増強
300mmウェーハ生産能力の国内追加増強に関するお知らせ
SUMCO TECHXIV(本社:長崎県大村市)は、今般300mmウェーハの国内生産能力を、2008年春までに完成予定の月産13万枚規模から、2009年6月末までに完了予定で月産30万枚規模に追加増強することを決定しました。
この決定内容は、当社の国内生産の主力事業所である長崎に、一部工場棟の増設も含め約480億円の設備投資額の予定で、月産17万枚規模の加工能力を2008年春から段階的に増強し、300mmウェーハの国内月産30万枚体制へ早期に引き上げようとするものです。
今般の設備投資も自己資金のほか、一部は外部調達で賄う予定です。
当社グループの300mmウェーハの生産能力は、今夏に国内(月産8万5千枚)と台湾(月産5万枚)を合わせて月産13万5千枚体制とし、来春には月産23万枚規模(国内月産13万枚、台湾月産10万枚)へ増強する予定でしたが、この生産規模では現下の300mmウェーハ需要の伸長に応じ切れない状況にあります。
このような市況下にあって、当社は今般、長崎の300mmウェーハの加工能力を増強し、素材の単結晶シリコンは親会社SUMCOから供給を受けることとして、両社の生産技術の優位性を活かしつつ、迅速かつ効率的な生産能力の増強を図ることにしたものです。
今般の国内月産30万枚能力への引き上げにより、台湾の月産10万枚能力への増強と合わせて、当社グループ全体で2009年6月末までに月産40万枚体制の構築を目指します。
当社は、今後も300mmウェーハの旺盛な需要拡大が見込まれることから、引続き当社グループの総力を挙げて国内の長崎はもとより台湾子会社FST(FORMOSA SUMCO TECHNOLOGY)の300mmウェーハの生産体制を強化し、併せてSUMCOグループ全体の300mmウェーハの供給能力増強に寄与することをもって、高まる顧客ニーズに応えていきます。
なお、今般決定の増強投資による2008年1月期業績への影響はありません。
以上