富士重工、2007年度から2010年度までの新中期経営計画を策定
富士重工業 2007‐2010 新中期経営計画を策定
富士重工業は、このたび、2007年度から2010年度までの4年間を対象とした新中期経営計画を策定した。
新中期経営計画では、これまでどおり「存在感と魅力ある企業」を長期ヴィジョンに掲げながら、将来の発展に向けた基盤強化に重点をおき、「すべてはお客様のために」をキーワードとして、堅実な企業価値向上を目指すものである。
なお、本計画では、「お客様第一」を基軸に以下の5項目を重点課題として実行に取り組んでいく。
1. スバルらしさの追求
2. グローバル視点の販売
3. 品質・コスト競争力の強化
4. トヨタ提携効果の拡大
5. 人材育成と組織力の強化
同社の中核の製品であるスバル車については、スバルならではの、乗っているお客様全員が気持ちよく安心を感じる走りとともに、業界トップレベルの環境性能の実現を目標に技術開発を集中させ、「快適・信頼の新しい走りと地球環境の融合」を高次元で実現することを目指していく。
また、経営資源の配分としては、日本市場を固めながらも、より販売拡大を狙える北米を始めとする海外部門にシフトし、将来の成長戦略につながるよう努めていく。
定量的な目標値としては、2010年度に富士重工業出荷台数683千台の実現、連結業績で営業利益率5%レベル、ROA7%レベルの達成を目指す。
【2007‐2010 新中期経営計画の概要】
・目標値(2010年度連結)
営業利益 800億円
営業利益率 5%レベル
ROA 7%レベル
想定レート ¥110/$
・市場別出荷台数(2010年度)
国内計 23.6万台
米国 23.6万台
欧州他 21.2万台
海外計 44.8万台
総合計 68.3万台
※出荷台数は当社単独の完成車出荷台数と海外生産用部品出荷の合算