JPモルガン・アセット・マネジメント、「JPM・VISTA5・ファンド」を募集開始
JPモルガン・アセット・マネジメント
「JPM・VISTA5・ファンド」募集開始
- 大和証券を通じて販売-
[東京2007年3月19日]
JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社(所在地:東京都千代田区、社長:三木桂一)は、本日3月19日より「JPM・VISTA5・ファンド」の募集を開始すると発表しました。ファンドの設定は3月30日、当初募集の上限額は550億円とし、大和証券株式会社(所在地:東京都千代田区大手町、代表取締役社長: 鈴木茂晴)でインターネット専用商品として販売されます。
当ファンドはマザーファンド「JPM・VISTA5・マザーファンド(適格機関投資家専用)」を通じて、主にVISTA(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)諸国の関連株式等を投資対象とし、信託財産の中長期的な成長を目指します。マザーファンドにおいて、VISTA諸国について各々1%から50%の範囲で国毎の基本資産配分比率(以下「国別基本資産配分」といいます)を定めます。当ファンドの設定時の国別基本資産配分は、ベトナム5%、インドネシア25%、南アフリカ35%、トルコ30%、アルゼンチン5%としますが、市場の見通しに応じて、国別基本資産配分から±15%の範囲内で、国毎の資産配分率を変動させることがあります。ただし、一カ国への資産配分比率は1%を下回らないものとします。
ポストBRICsとして期待高まるVISTA5カ国の株式に投資
VISTAとは、ベトナム(Vietnam)、インドネシア(Indonesia)、南アフリカ(South Africa)、トルコ(Turkey)、アルゼンチン(Argentina)の英語の頭文字をつなげた造語で、BRICs経済研究所により提唱されたものです。また、同5カ国は新興国の成長を支えるものとしてマザーファンドの運用の委託先が考える5つの条件((1)豊富な天然資源、(2)労働力の増加、(3)個人消費の伸び、(4)外資の導入、(5)政情の安定。以下「5つの成長エンジン」といいます)のうち、4つ以上を備えている有力新興国を指します。
VISTAはポストBRICsを担う次世代の有力新興国として注目を集め、その経済規模(GDPベース)は今後50年間で約28倍(*)になると予想されており、中長期的に高い経済成長が期待されています。高度成長期の入り口に立ったといえるVISTAは、必要な資源の多くを自国でまかなえることが大きなメリットであり、天然資源以外にも農作物にも恵まれ、インドネシアのパーム油、ベトナムのコーヒー豆、アルゼンチンのレモン等は世界有数の産出量を誇ります。また、VISTA各国で活発なインフラ開発が進められております。こうした背景を踏まえ、VISTAは、BRICsと同様の拡大路線をたどることが期待されつつあり、株式市場としては、これからの投資機会であるといえます。
(*)2005年を基準にして2050年の予想GDPの倍率。GDPの大きさは米ドルで換算した名目ベースで評価することとし、(1)人口が国際連合の推計人口(中位予測値)に沿って推移していく、(2)各国の一人当たりのGDPがロジスティック曲線に沿って推移していく(水準が低い段階では成長率が逓増し、水準が高くなると成長率が低減する)、(3)予測期間中にアジア通貨危機のような外生的なショックは発生しないことを前提とする。(BRICs経済研究所)
運用体制とポートフォリオ構築方法
当ファンドは、マザーファンドの運用の指図に関する権限をJPモルガン・アセット・マネジメント(UK)リミテッドに委託し、運用を行います。
当ファンドの運用には、グローバル・エマージング株式運用グループが携わり、各エマージング・マーケット株式運用チームからの情報インプットを受け、綿密な経済分析・企業調査のもと、国別配分・銘柄配分の決定を行います。ニューヨーク、ロンドンを始めとして、世界10ヶ所に31名の国別スペシャリストを配置(2006年12月末現在)し、各地域のリサーチに注力した運用を手懸けています。また、エマージング株式運用の先駆者として、グローバル・エマージング株式運用グループは1971年よりエマージング株式の運用を行っており、世界の様々な地域のエマージング株式に投資を行うグローバル・エマージング株式ファンドは1990年より運用しています。
(ファンドの概要については、添付の商品概要をご参照下さい)
JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社は、日本市場に最も早く進出した外資系資産運用会社のひとつです。日本の金融業界の規制緩和と共に1987年の投資一任契約業務の認可取得、外資系資産運用会社の第一陣として、1990年に投資信託委託会社を設立し、また公的年金基金の運用委託など業界の先駆けとなっています。投資家の多様化するニーズに対応すべく、株式、債券、転換社債、オルタナティブ投資等、あらゆる資産クラスにおいて卓越した運用能力を発揮し、リーティングカンバニーならではの資産運用サービスを提供します。
「JPモルガン・アセット・マネジメント」グループはJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー傘下の資産運用部門です。国際的な資産運用の分野で130年以上にわたる実績があり、運用総資産残高約121兆円*を有する世界最大規模の資産運用サービスグループです。世界39拠点にネットワークを持ち、日本ではJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社とJPモルガン信託銀行株式会社を通じて顧客にサービスを提供しています。
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(NYSE: JPM)は世界に50カ国以上の営業拠点を持つ、総資産額1.4兆ドルを有する世界有数の金融サービス会社です。JPモルガン・チェースは、インベストメント・バンキング業務、個人、中小企業およびコマーシャル・バンキング向け金融サービス業務、金融取引管理事務業務、アセット・マネジメント業務、プライベート・エクイティ業務において業界のリーダー格的存在です。ダウ・ジョーンズ工業株平均の構成銘柄として採用されているJPモルガン・チェースは、「JPモルガン」および「チェース」のブランドの下で、米国の多数の個人顧客と世界有数の事業法人・機関投資家・政府機関に金融サービスを提供しています。JPモルガン・チェースの情報は www.jpmorganchase.com にてご覧いただけます。
数値は2006年12月末現在
*2006年12月末現在、1米ドル=119.155円で換算。