NTT東日本、「キーワード指定型ファイル検索削除ソリューション」を提供開始
情報漏えいの防止に向けた「キーワード指定型ファイル検索削除ソリューション」の提供開始について
■任意のキーワード(お客様情報、個人情報、商品名、情報共有ソフト)を設定した削除ソフトを用いて、機密情報を含んだファイルや情報共有ソフトを検索し削除する「キーワード指定型ファイル検索削除ソリューション」の提供開始
■削除ソフトはメールにて送付できるので、社内業務用パソコンだけでなく、社員宅や委託先等の対応も可能
NTT東日本は、NTT情報流通プラットフォーム研究所の情報セキュリティ対策ノウハウを基に、企業や組織のシステム管理者等が設定した特定のキーワードを用いて、個人のファイル検索スキルに依存することなく、お客様情報や機密情報を含むファイル及び情報漏えいリスクの高い情報共有ソフトを検索・削除が可能な「キーワード指定型ファイル検索削除ソリューション(以下、本ソリューション)」を平成19年7月2日(月)より提供開始いたします。
1.背景
情報セキュリティ対策は、企業や組織において重要な経営課題であり、オフィス内のシステムによるセキュリティ強化に加えて、社員教育などによる社員一人一人の危機意識向上の取り組みが行なわれています。
一方で、オフィス内や自宅、外部委託先のパソコンにおいて不要になったお客様情報等の消去漏れ等から、情報漏えい事件が頻発しております。
こうした中、NTT東日本では、NTT情報流通プラットフォーム研究所の情報セキュリティ対策ノウハウを基にした情報漏えい防止に向けたソリューションを提供開始することにしました。
2.概要
システム管理者が設定した特定のキーワードにより、該当の情報・ファイルや情報共有ソフトを検索し削除します。
具体的にはシステム管理者等が特定のキーワードを設定したソフトを社内業務用、社員の私有及び業務委託先のパソコンに配付、実行することによりパソコン内の機密情報や情報共有ソフトを検索し、該当する情報があった場合には必要の有無を確認のうえ、削除等を行なうことにより情報漏えいを防ぐソリューションです。
(1)特長
<1>検索条件リスト
検索条件は、システム管理者等が任意にお客様名や商品名等、複数のキーワードを設定することが可能であり、お客様の業務形態にあわせた詳細な設定ができます。また、ソフト配付時にキーワードを暗号化して配付するので取引先の企業名など機密情報の設定も可能です。
<2>削除ソフトの配付方法
削除ソフトの配付方法は、削除ソフトを設定してあるサーバにアクセスして受領する方法と、システム管理者等がメール添付により対象者へ一斉配付する方法の2通りの方法があり、組織形態に即した効率的な配付ができます。
<3>実施証明書による管理
削除ソフトを実行すると、実施証明書を暗号化して自動生成するので、実施の有無の効率的な管理が可能です。
また、実施証明書の回収はサーバへ格納する方法と、削除ソフト実施者が実施証明書をメールに添付し、システム管理者へメール報告する方法の2通りの方法があります。なお、メールにより実施証明書を送付する場合には、報告先のメールアドレスをあらかじめ設定することで、実施証明書の誤送信も未然に防げます。
<4>実施結果の自動集計と未実施者への督促
報告状況及びその実施内容を、実施証明書を用いて自動的に集計します。さらには、未実施者へ督促メールを一括送信できます。
(2)提供価格
1000ライセンスの場合 315万円(税込) (工事費用は別途)
(3)お申し込み受付開始日
平成19年7月2日(月)
(4)販売見込
年間200件
3.お客様からのお申し込み・お問い合わせ先
東日本電信電話株式会社 ビジネスユーザ事業推進本部
ソリューションエンジニアリング部
<電話>03-3830-9179
<E-mail>gisen3g@ml.bch.east.ntt.co.jp
◆「キーワード指定型ファイル検索削除ソリューション」システム概要図
(社員自宅パソコンへの利用例)
※添付資料を参照