キヤノンソフト、ワークフローシステム構築ツール「Web Plant(ウェブ プラント)」を発売
キヤノンソフト、内部統制をはじめ次世代ニーズに応えるワークフロー構築ツール
「Web Plant(ウェブ プラント)」を発売開始
キヤノンソフトウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:実松 利幸、以下キヤノンソフト)は、ワークフローシステム構築ツール「Web Plant(ウェブ プラント)」の販売を8月1日から開始いたします。
キヤノンソフトのワークフローシステムへの取り組みは、1997年まで遡ります。当時ワークフローシステムは、人事諸申請や経費精算の電子化に代表され、ペーパレス化を中心にBPR(Business Process Reengineering)の一端を担ってきました。従来は申請書を作成し上長へ承認をもらうプロセスを、キヤノンソフトはイントラネット技術を応用して、電子化されたフォームを申請、決裁するワークフローシステムとして開発し、累計150社以上の企業へ導入してきました。近年では、e-文書法や、個人情報保護法、金融商品取引法(日本版SOX法)などの法令遵守のため、とりわけ業務フローを可視化できるワークフローシステムの活用は内部統制強化の有効的な手段として再び注目されています。
キヤノンソフトはこのようなIT統制へのニーズに応えるため、従来のワークフローシステムで培った技術とノウハウをベースに、多様な業務プロセスをコントロールするワークフローエンジン部分の機能を強化したWeb Plantを新たに開発しました。Web Plantは、複雑なビジネスプロセスを直感的に表現できる開発環境を備え、周辺システムとも連携する本格的なワークフローシステムをスピーディーに構築でき、またIT統制を重視し、業務別、時系列別に運用管理できるセキュアな環境を提供します。
今後、Web Plantは事務処理だけのワークフローの役割ではなく、生産管理や販売管理、人事・給与・財務などの基幹業務システムや部門業務システムとも幅広く連携し、ビジネスプロセスの全体最適を目指した機能強化を図ってまいります。中堅、大企業のIT部門、管理部門を中心に、2009年には80社、10億円(導入に関連するシステム開発も含む)の受注を目指します。
<ワークフローの主な導入効果>
(1)決裁に要する期間の短縮による意思決定のスピード化
(2)業務の可視化による、ルールの徹底・内部統制強化
(3)データ入力時のチェックやデータの再利用による作業量の削減と業務の効率化
(4)決裁済みの伝票検索が容易で効率・利便性の向上
(5)申請書類の紛失、改竄防止などセキュリティ向上
<強化した主な機能>
(1)業務領域ごとにカテゴライズされた管理・開発環境
システムの開発・運用権限とアプリケーション資産へのアクセス権限を設定することで、総務・経理・人事といった業務領域ごとに管理者、システム開発者を区別でき、それぞれの業務領域での、アプリケーション開発、テスト、運用が可能になりました。
(2)業務デザイン機能
実行時の画面イメージを確認しながら。エンドユーザの視点に立ったフォーム設計がノンプログラミングで可能です。
(3)条件分岐・並行分岐処理もグラフィカルに表現可能
申請・決裁・決裁ルートの分岐、回覧など、複雑な業務手順に対応可能。業務手順作成は、わかりやすいアイコンで表現しているため、視覚的に定義が可能です。
(4)バージョン管理の自動化と新旧バージョンの並行運用
旧組織での利用環境と新組織での利用環境を同時利用可能なため、頻繁な組織変更にも対応。ワークフローの課題となっていた締め処理前後の対応が改善されます。
(5)決裁済データの再利用など、システムの導入効果を高めるデータ連携機能
外部のデータベースを参照、更新することや、決裁済案件の再利用などデータ連携を強化。これにより入力チェックや他システムへの再入力の負荷が軽減されます。
<Web Plant 標準価格(2007年7月2日現在)>
■スタンダードエディション(小規模ユーザ、部門利用向け):200万円~(税別)
登録ユーザ:100ユーザ~
■エンタープライズエディション(大規模ユーザ向け):550万円~(税別)
登録ユーザ:無制限
<Web Plant 動作環境(2007年7月2日現在)>
サーバOS:Windows2000、Windows Server2003
Webサーバ:Apache
アプリケーションサーバ:Tomcat
DBサーバ:Oracle10g、SQL Server2005
開発用、実行用クライアントOS:Windows2000、Windows XP、Windows Vista
開発用、実行用クライアントブラウザ:Internet Explorer6.0、7.0
開発用、実行用クライアント環境:.NET Framework2.0、3.0
*本リリースに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。
●参考資料:価格表
(※ 関連資料を参照してください。)