凸版印刷、DVD/CD綴じ込みパッケージ「ディスクとっとくん」を発売
読者にやさしい、保存性を備えた「DVD/CD綴じ込みパッケージ」を開発
既存ラインを改良し、生産効率の向上も同時に実現
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹、以下 凸版印刷)は、新しくDVD/CD綴じ込みパッケージ『ディスクとっとくん』を開発しました。本製品は、本に綴じ込みが可能でありながら、読者が本から切り離した後も保管しやすい、保存性の高いディスクパッケージです。
また今回、凸版製本(株)で保有している特殊加工設備を改良し活用。これまでの厚紙を使った綴じ込み用パッケージでは手加工の工程が必要であったのに対し、本ディスクパッケージでは、機械加工による封入を可能にし、品質の安定と生産効率向上させました。凸版印刷では本パッケージを出版用途を中心に、7月11日より本格的に販売開始します。
<背景>
昨今、出版各社は雑誌や書籍に、DVDやCDを付加価値として添付し、売上げ部数の拡大を図っています。DVDやCDなど長期保存が可能な媒体の場合、読者の利便性を向上させるためにも、保存性に優れたパッケージが求められていました。
現在、雑誌などをはじめとした出版物にDVDやCDを添付する形態は、大きくわけて2種類あります。一つは、「厚紙台紙・不織布・紙封筒等を利用したパッケージ」で、本に綴じ込むことはできますが、切り離した後の保存に適していないタイプです。
もう一つは、「プラスチックトレー/ケース」で保存性には優れるものの本に綴じ込めないため、本とセット販売されるタイプで、利用できる出版物が比較的高価なものです。
そのような中、読者の利便性を高め、本から切り離した後も、保存性があり、かつ大量生産に適したパッケージを開発しました。
<『ディスクとっとくん』の特長>
※本ディスクパッケージは、特許出願中です。
・保存性を確保
本パッケージは強度が保てる「カード紙」を使用し、本への綴じ込み適性に優れ、かつ、切り離した後も保存用パッケージとして利用可能です。
・加工設備を改良し、生産効率向上
これまで「紙封筒入れ」のような薄い紙を使用したパッケージ製造にのみ対応していた加工設備を、強度があり、保存性の高い「カード紙」に対応できるよう改良。手加工によるセット工程を不要にし、生産効率の向上を実現しています。
・美粧性
「カード紙」は両面白色であるため、美粧性に優れ、自由度の高いパッケージデザインが可能です。
<売上げ目標>
初年度 1億円
<目標採用媒体数>
初年度 20媒体
以 上
(※参考画像あり)