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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.07.Fri
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2007'07.25.Wed

アンリツ、機能を強化したシグナルクオリティアナライザー「MP1800シリーズ」を発売

シグナルクオリティアナライザMP1800シリーズ機能強化
最大4チャネルのジッタ耐力測定を業界で初めて実現


 アンリツ株式会社(社長:戸田 博道)は、シグナルクオリティアナライザMP1800シリーズの機能を強化。通信機器用各種ボード、光デバイスのジッタ※1耐力測定を可能とする12.5GHzシンセサイザMU181000A、12.5GHz 4ポートシンセサイザMU181000B、ジッタ変調オプションMU181000A/B-001およびジッタアプリケーションソフトウェアMX180005Aを開発。本機能を搭載したMP1800シリーズの販売を7月18日から開始いたします。

 MU18100Aは1ポート対応ですが、MU181000Bは4ポート対応です。MU181000B、MU181000A/B-001、MX180005Aを搭載したMP1800シリーズを使用することにより、サーバやルータといった通信装置や、スーパーコンピュータなどの内部で相互接続されるCPUボード・プリント板、光デバイスのジッタ耐力の自動測定を、業界で初めて複数チャネルで実現。最大4チャネルで測定した場合、従来比の1/4の時間でジッタ耐力測定が行え、通信装置内部の相互接続性の向上や高速化の妨げとなるジッタの耐力が効率よく測定できます。


[開発の背景]
 近年、インターネット上を流れるコンテンツは大容量、高精細化が進み、伝送容量は増大の一途をたどっています。このため、通信業界はサーバやルータ、スーパーコンピュータなど各種通信機器の高速化に取り組んでいます。これら通信機器の内部ではCPUボード・プリント板、光デバイスなどが相互に接続されており、エンジニアは接続性を確保するためにスキュー※2、クロストーク※3、エンファシス※4、ジッタ測定を実施しています。中でもジッタは通信品質に多大な影響を及ぼすことから、各々の基盤やデバイスのジッタ耐力を測定することは非常に重要です。また、通信機器は多チャネル化していますが、従来の測定器は1チャネル対応であり、複数チャネルの測定を行う場合には、チャネルごとに測定器をつなぎかえなければならず、測定作業の効率改善が大きな課題となっていました。
 そこでアンリツは、シグナルクオリティアナライザMP1800シリーズの機能を強化。新たに、サーバやルータ、スーパーコンピュータなどの内部で相互接続されるCPUボード・プリント板、光デバイスのジッタ耐力の自動測定を複数チャネルで可能としました。最大4チャネルで測定した場合、従来比の1/4の時間でジッタ耐力測定が行え、通信装置内部の相互接続性の向上や高速化の妨げとなるジッタの耐力が効率よく測定できます。


[製品概要]
 12.5GHzシンセサイザMU181000A、あるいは12.5GHz 4ポートシンセサイザMU181000B、ジッタ変調オプションMU181000A/B-001およびジッタアプリケーションソフトウェアMX180005AをシグナルクオリティアナライザMP1800シリーズに搭載することで、サーバやルータ、スーパーコンピュータなどの内部で相互接続されるCPUボード・プリント板、光デバイスのスキュー、クロストーク、エンファシスに加え、ジッタ耐力の自動測定が行えます。MU181000Aは1ポート対応ですが、MU181000Bは4ポート対応であることから、最大4チャネルで測定でき、通信装置内部の相互接続性の向上や高速化の妨げとなるジッタの耐力が効率よく測定できます。またMX180005Aは、ジッタ耐力規格の合否判定機能も有しており、製造時の測定時間短縮に貢献します。


[主な性能・機能]
■最大4チャネルでさまざまな規格のジッタ耐力測定が可能
 1台のMP1800Aシリーズで、最大4チャネルのデータを任意なタイミングで出力可能。80MHzまでのジッタを付加でき、ITU-T、ANSI、IEEE、XFI、CEIなどさまざまな通信規格に対応したジッタ耐力を測定できます。
 ジッタ機能は校正済みであり、測定のごとの校正が不要。短時間でジッタ測定が行えます。

■最高1GHzの高速変調とランダムジッタの発生が可能
 外部入力により最高1GHzまでの高速変調が可能。研究開発が本格化している10Gbit/s通信用CDR※5のジッタ耐力試験が行えます。

■ランダムジッタの発生が可能
 ジッタ変調オプションMU181000A/B-001にPRBS※6信号を入力することで、CEIで規定されているジッタパターンを付加できます。また、正弦波や三角波等の変調用信号によるジッタも付加でき、通信機器のジッタ耐力測定に必要なランダムジッタを発生させることができます。

■ジッタ耐力の自動測定を実現
 ジッタアプリケーションソフトウェアMX180005Aは、ジッタ耐力のマージンを測定する「Jitter Tolerance」機能とジッタ耐力規格の合否のみをチェックする「Jitter Sweep」機能を有しています。用途に応じて必要な試験を選択することでジッタ耐力の測定が自動で行え、測定時間の短縮に貢献します。

■通信機器の相互接続検証の効率向上
 ジッタ耐力測定に加え、スキュー、クロストーク、エンファシス試験も可能。通信機器内部の相互接続性検証が、省スペース、低価格、シンプルな機器構成で行え、評価効率向上に貢献します。

[対象市場・用途]
■対象市場:サーバやルータ、スーパーコンピュータなど通信機メーカ、光デバイスメーカ
■用途:通信機器内部で接続される各種ボード、バックプレーン※7、光デバイスの相互接続検証試験

[営業情報]
■受注開始   :平成19年7月18日
■予定販売台数:国内/海外計  計100セット(初年度1年間)


■販売価格:
 ・1ch PPG/EDジッタ測定標準構成  900万円~
 ・4ch PPGジッタ測定標準構成    1,300万円~


[用語解説]

※1 ジッタ
 信号などにおける、遅延時間の揺らぎのこと。例えば電気信号を伝達する場合、伝送経路の特性や外部環境などの影響を受け、信号の伝達時間が変化する現象。

※2 スキュー
 同期式設計において伝搬遅延時間の差、配線容量などの理由により発生するタイミングのずれ。

※3 クロストーク
 ある回路や回線に浮遊容量、寄生容量、アースの共通インピーダンスなどの影響により、不必要な信号が漏れること。

※4 エンファシス
 1から0または0から1へと信号レベルの遷移が発生するビットの出力レベルを増幅し、伝送媒体によって生じる 信号損失を補償する伝送方法。

※5 CDR:Clock and Data Recovery(クロック及びデータ再生)
 シリアルデータからクロック及びデータ情報を抽出し再生するプロセス。

※6 PRBS:Pseudo-random Bit Sequence(擬似ランダム・ビット・シーケンス)
 特定のランダム性および自己相関性を示す電気通信テストシーケンス。

※7 バックプレーン
 各種機器において、拡張ボードやケーブルなどを接続するためのコネクタやスロット、ソケットを備えた回路基板。

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