三井情報、超小型RFIDアプリケーション・サーバープラットフォームを発売
MKI、超小型RFIDアプリケーション・サーバ「JTAVIS(TM) マイクロ・サーバ」の販売を開始
-様々なシーンでユビキタスなRFID環境の構築を可能とする統合プラットフォーム・ソリューション-
三井情報株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:増田 潤逸、以下MKI)は、アクティブ型RFIDシステム「SPIDER(r) Vシステム」の利活用シーンを拡げるサーバ・プラットフォーム「JTAVIS マイクロ・サーバ」の販売を開始することを発表いたします。アクティブRFIDシステムは、タグ自身が電池を搭載し自ら微弱電波を発信することから、人や車両、運搬中のモノなど、移動体を対象とした個体認識・検知に利用される場合が多く、屋外などの限られたスペースや通信環境の整っていない場所におけるシステム・ニーズが数多く存在します。「JTAVIS マイクロ・サーバ」は、約10センチ四方の小型の1ボックス・サーバながら、リーダから収集されるタグデータの処理の他、外部制御機器との接続や携帯通信カードの搭載ができ、屋内はもとより、屋外においてもユビキタスなRFID環境の構築が可能となります。
「JTAVIS マイクロ・サーバ」には、MKIが予てより販売しているRF Code社の「SPIDER V リーダ」用RFIDミドルウェア「JTAVIS コンセントレータ」が搭載されており、タグデータの収集やフィルタリング、SPIDER V リーダの制御や監視ができます。また、制御プログラムや通信プログラムなどのアプリケーションの搭載も可能で、個人認証を伴うドアの開閉やエレベータの呼び出し、信号灯の制御など、タグの情報をトリガーとして外部の制御機器との連携処理や、また、既存ネットワークのない場所では、携帯電話網を利用して遠隔サーバへデータ送信ができます。
◆「JTAVIS マイクロ・サーバ」を活用したソリューション例:
(1)ネットワーク・インフラが未整備のエリアにおけるアクティブRFID展開
JTAVISマイクロ・サーバに装備されているPCカードスロットにPHSカードやW-CDMAカード、CDMA2000カード、無線LANカード等を装着することにより、既設ネットワーク・インフラがない環境において、ワイヤレス通信基盤をバックボーンとしたユビキタスなRFIDプラットフォームを実現することができます。
(2)設備系システムの制御
JTAVISマイクロ・サーバの無電圧型デジタルI/O やRS232Cインタフェースを介して、タグの受信データをトリガーとした警報装置や監視カメラ、タイムレコーダ、自動ドア等と連携した制御ソリューションを実現できます。
(3)車両等の移動体への搭載
システム・ブート並びにファイル・システムに振動に強いフラッシュメモリを利用しているので、車両等の移動体にサーバを搭載できます。移動しながら周囲に散在するタグを検知し、タグ情報をリアルタイムに遠隔システムへ送信することが可能です。
さらなる応用ソリューションとして、MKIが2006年より販売している「SPIDER V PC カードリーダ」を「JTAVIS マイクロ・サーバ」のPCカードスロットに装着することにより、1ボックスでアクティブRFIDリーダとアプリケーション・サーバを実現することができます。システム設置の際に、省スペースが要求される場合等に活用が期待されるソリューションです。
MKIでは、初年度で300セットの販売(売上6千万円)を目標としており、併せて、本製品上のアプリケーションの受託開発業務も見込んでいます。
【 「JTAVIS マイクロ・サーバ」ソリューション 】
添付資料をご参照ください。
JTAVIS マイクロ・サーバご紹介サイト:http://rfid.mki.jp/spider/jtavis_ms.htm
MKI RFID ソリューションご紹介サイト:http://rfid.mki.jp/
【 三井情報株式会社について 】
三井情報株式会社は、ネクストコム株式会社と三井情報開発株式会社が2007年4月1日をもって合併し誕生しました。システムインテグレーション、ボイスネットワークインテグレーション、データネットワークインテグレーションを主軸に、インフラからアプリケーションにわたり、コンサルティングから構築、運用・保守に至るまでシームレスなICTサービスをご提供します。お客様からの要求に常に応えることのできる企業を目指し、拡大する市場を積極的に取り込みながら成長・進化してまいります。
http://www.mki.co.jp/
※三井情報、MKI、及びロゴは三井情報株式会社の商標または登録商標です。
※本リリースに記載されているその他の社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。