野村総研とインビオ、企業向け強制的学習支援ツール「一日一問」開発で協業
NRIとインビオ、Absolute Learningツール「一日一問」の開発で協業
~ Webコミュニティを活用し問題の自動生成機能を共同開発 ~
株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、社長:藤沼彰久、以下「NRI」)と株式会社インビオ(本社:東京都江東区、社長:徳留健朗、以下「インビオ」)は、インビオが提供する企業向けAbsolute learning(強制的学習支援)ツール「一日一問」の開発において協業することで合意しました。今後両社は、NRIが開発しているナレッジ協創エンジン*と「一日一問」を組み合わせた製品を共同開発するとともに、「一日一問」に連動した講義内容をPodcastで受講者に配信していきます。
「一日一問」は、企業の社員用PCの起動時に、あらかじめ設定された問題を一日一問ずつ自動的に提示し強制的に解答させることで、利用者の継続的な学習を支援するeラーニングのツールです。提示された全問題に正解しないとPCにログインできないため、確実に学習させることができます。アプリケーションソフトをインストールするか、もしくは、オンラインによるWebブラウザ、携帯電話によって利用が可能です。
今回の協業により、両社は「一日一問」の新機能や配信方法を共同で開発し、販売していきます。具体的には、情報処理技術者試験(秋期)対策として、「一日一問」受講者専用のWebコミュニティを開設し、そこで議論された情報をもとにNRIが開発中のナレッジ協創エンジン※を使って「一日一問」の問題を自動的に作成する機能を共同で開発します。新機能は、今秋、販売を開始する予定です。また、あわせて、「一日一問」の問題と連動した講義内容をPodcastで受講者に配信していきます。
「一日一問」は、おもに金融機関などの企業を中心として、これまで100社以上に導入されてきました。また、喫煙者の禁煙を支援するWebサイト「インターネット禁煙マラソン」(http://kinen-marathon.jp/)でも利用されています。
さらに、NRIは、自社において2007年2月から社員の情報処理技術者試験(国家試験)対策支援や、新入社員研修のコンプライアンス教育に「一日一問」のASPを利用しています。情報処理技術者試験対策では、模擬テストを繰り返し、苦手分野を分析して克服するといった旧来のeラーニングが持つ機能だけでなく、論文添削機能や、携帯電話による学習機能も加え、現在では800名以上の社員が利用しています。
NRIとインビオは、2009年までに2,000社への導入と20億円の売り上げを見込んでいます。両社は、それぞれの技術力とノウハウを結集し、企業内のコンプライアンス教育の徹底や知識共有の促進を支援していきます。
※ナレッジ協創エンジン:ブログ等のWebコミュニティにおいて、投稿に対する利用者からのフィードバックを用いて、内容の改善や鮮度の維持を図るシステムの中核機能。
※添付資料あり。