日本チェーンストア協会、6月の販売概況を発表
平成19年6月度・チェーンストア販売概況
★全体の概況
平成19年6月度は、気温が高く飲料等季節商材は好調だったものの、野菜の相場安により農産品、水産品の動きが鈍く食料品は盛り上がりを欠いた。衣料品は紳士、婦人は健闘したものの、レイングッズ、ゆかた、パジャマの動きが鈍かった。住関品はエアコン、扇風機等家電製品を中心に低調に推移した。このため、総販売額は前年同月を下回った。
父の日関連では、ベルト、ポロシャツ、血圧計の動きが良かった。
※会員企業数 79社/店舗数 8,645店
※総販売額 1兆1,384億円 (店舗調整前) 98.7% (店舗調整後) 98.5%
<部門別の概況>
・食料品 6,846億円 (店舗調整前) 98.5 % (店舗調整後) 98.9%
・衣料品 1,547億円 (店舗調整前) 98.9 % (店舗調整後) 98.2%
・住関品 2,256億円 (店舗調整前) 98.3 % (店舗調整後) 97.1%
・サービス 41億円 (店舗調整前) 92.7 % (店舗調整後) 98.4%
・その他 693億円 (店舗調整前) 101.9 % (店舗調整後) 100.0%
★商品別の動き
<食 料 品>
●農産品は、野菜は、とうもろこしは好調だが、相場安で総じて不調。果実は、りんご、グレープフルーツ、バナナ、ブドウ、メロン、スイカとも好調。
●畜産品は、鶏肉、豚肉は好調だが牛肉は不調。ハム・ソーセージは好調。
●水産品は、エビ、カニ類は好調だが、近海魚、貝・海藻類は不調。刺身盛り合わせは好調。一汐開き、魚卵、ちりめんは不調。
●惣菜は、温惣菜や要冷惣菜は好調だが、中華は不調。寿司、米飯の動きは良かった。
●その他食品は、飲料、調味料、乾麺類、インスタントコーヒー、米、酒、冷凍食品は好調。和風デイリーは練物、麺類は好調だが、漬物、水物は不調。ベーカリーは好調 。
<衣 料 品>
●紳士衣料は、ビジネスはスーツ、ジャケット、スラックスは好調だが、ドレスシャツ、ネクタイは不調。カジュアルパンツは不調。
●婦人衣料は、外装はスーツ、ジャケット、フォーマルとも不調。トップスはカットソーは好調。ボトムスはジーンズは好調だが、パンツ、スカートは不調。
●その他衣料・洋品は、クールビズ関連の肌着やソックスは好調だが、パジャマ、ゆかた、レイングッズは不調。婦人帽子、水着の動きは良かった。
<住 関 品>
●日用雑貨品は、行楽用品、調理器物、台所用品、洋食器は好調。トイレ用品、バス用品は不調。玩具はゲームは好調。ペーパー、昨年の駆け込み需要の反動でタバコは不調。
●医薬・化粧品は、ヘルスサポートは好調だが、健康食品は不調。カウンセリング化粧品は好調だが、一般化粧品では、ボディケア、ヘアケアは好調。防虫剤は不調。
●家具・インテリアは、家具は収納用品は好調だが、籐家具、スチール家具、組み立てボックスは不調。寝具・寝装品は、敷布団は好調だが、タオルケット、カーペットは好調。
●家電製品は、TVは好調だが、エアコン、洗濯機、冷蔵庫、扇風機は不調。
●その他商品は、自転車は好調。スポーツ用品、メンズウェアは好調だが、スポーツ用具、スポーツシューズ、ゴルフ用具は不調。ペット用品は好調だが、園芸用品の動きは鈍かった。
<サービス・その他>
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は 0.4 %であった。
また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は6.1%であった。
(※ 部門別販売額などは関連資料を参照してください。)