JEITA、6月の民生用電子機器国内出荷実績を発表
2007年6月民生用電子機器国内出荷実績
【6月の概況】
民生用電子機器の6月出荷金額は2,406億円、前年比104.6%と2ヶ月振りにプラスに転じた。また、1-6月計では1兆3,126億円、同106.2%となった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、1,556億円、前年比109.0%と2ヶ月振りにプラスに転じた。1-6月計では8,325億円、同108.3%となった。
音声機器国内出荷金額は、139億円、前年比88.7%で2ヶ月振りにマイナスに転じた。
1-6月計では979億円、同96.1%となった。
カーAVC機器国内出荷金額は、711億円、前年比99.3%で、18ヶ月振りにマイナスとなった。1-6月計では3,821億円、同104.6%となった。
【主要製品別動向】
○ 6月のカラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は704千台、前年比106.5%となった。
6月の構成比(台数ベース)は、CRTが更に縮小し6.1%、PDP が11.9%、液晶が過去最高の82.0%となった。
○ 液晶カラーテレビの99%以上を占める10型以上が577千台、前年比130.4%と好調を維持している。10型以上のうち16:9が540千台、同148.9%であり、特に37型以上は142千台、同170.2%と高い伸びを示した。
○ PDPは84千台、前年比110.4%と23ヶ月連続の二桁増となった。43型以下がPDP全体数量の約88%を占めた。
○ DVDビデオは、442千台、前年比100.2%で1年ぶりにプラスとなった。DVD録再機の9割以上を占めるHDD内蔵型は231千台、同98.7%と5ヶ月連続のマイナスだったが、再生機は前年比110.3%、3ヶ月連続でプラスとなった。
○ ビデオ一体型カメラは91千台、前年比118.7%で4ヶ月ぶりにプラスとなった。
○ ステレオセットは77千台、前年比71.8%と、4ヶ月連続の前年割れとなった。なお、過去25ヶ月間の内、前年を上回ったのは平成19年2月の1ヶ月のみである。
○ デジタルオーディオプレーヤは310千台、前年比72.2%とマイナスに転じた。そのうちの約9割、266千台がフラッシュメモリを使用するタイプとなっている。
○ HiFiスピーカが、29千台、前年比126.5%と、8ヶ月連続のプラスとなった。特にアンプ内蔵のものは前年比189.3%と高い伸びを維持しており、平成17年9月以来22ヶ月連続で、2桁以上の伸びを続けている。
○ カーオーディオは、カーステレオ(カセット)が前年比98.7%と18ヶ月連続のマイナスとなり、出荷規模の大きいカーCDプレーヤも548千台、前年比90.0%と2ヶ月振りに前年比マイナスとなった。
○ カーカラーテレビは90千台、前年比95.7%と9ヶ月振りに前年比マイナスに転じた。カーDVDは26千台、131.4%と12ヶ月連続のプラスとなった。カーナビゲーションシステムは421千台、同104.4%と8ヶ月連続のプラスとなった。6月のソース別構成比は、HDD他タイプ(通信端末等含む)が65.8%、DVD-ROMタイプは34.0%であった。
○ ETC車載ユニットは313千台、前年比67.4%と3ヶ月連続のマイナスとなった。