リニアテクノロジー、軍需・航空宇宙システム向けマイクロモジュール・レギュレーターを発売
リニアテクノロジー、新製品「LTM4600HVMPV」を販売開始
-55℃~+125℃で性能を保証する10A DC/DC ミリタリ・プラスチック
μModuleレギュレータ
2007年7月25日-リニアテクノロジーは、μModule(TM)(マイクロモジュール)DC/DCレギュレータ・ファミリで、ミリタリ(軍需)およびアビオニクス・アプリケーション向けに設計された、初めての堅牢なデバイス「LTM4600HVMPV」の販売を開始しました。1,000個時の参考単価は4,733円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTM4600HVMPVは-55℃~+125℃の温度範囲で完全にテスト済みです。
このデバイスは15mm×15mm×2.8mmのミリタリ・プラスチックLGA(Land Grid Array)パッケージで供給されています。小型のLGAパッケージは同様のサイズのBGA(Ball Grid Array)パッケージと比べてサーマルインピーダンスが低いので、軍需システムの設計者によって高電力DC/DCソリューションに好ましいパッケージとして認定されています。
LTM4600HVMPVはすべてリニアテクノロジーがシリコンから自社製造し、当社の厳しい試験をクリアしているので、軍需、航空宇宙システムなどの要求の厳しいアプリケーション向けに、部品レベルの信頼性を保証し、業界最先端の性能を実現します。
LTM4600HVMPVはインダクタを内蔵した同期整流式スイッチモードDC/DC降圧レギュレータで、パワー素子や補償回路を含んでいます。4.5V~28Vの入力電源範囲で動作し、0.6V~5Vの出力電圧を安定化します。このDC/DC μModuleレギュレータは10Aの連続負荷電流(ピーク電流は14A)を供給可能で、92%の高い効率を達成します。LTM4600HVMPVのようなDC/DC μModuleレギュレータは電源の設計と構造を簡素化し、バルクの入出力コンデンサと1本の抵抗を使用するだけで出力電圧を設定できます。
LTM4600HVMPV DC/DCμModuleレギュレータは、重さがわずか1.7gで、表面実装パッケージで供給され、標準のICと同様に取り扱いおよび組み立て可能です。さらに、高さの低い設計により、PCボードの裏面にはんだ付けできるので、高性能のデジタルICのために貴重なボードスペースを確保しておくことができます。LTM4600HVMPVは出力過電圧状態や短絡状態に対する自己保護機能を備えています。リニアテクノロジーのμModule DC/DCレギュレータ・ファミリの詳細はhttp://www.linear-tech.co.jp/micromoduleをご覧ください。
【 LTM4600HVMPVの特長 】
・完全な10A DC/DC電源システム
・小型で薄型の15mm×15mm×2.8mmミリタリ・プラスチックLGAパッケージ
・-55℃~+125℃の動作温度範囲でテスト済み
・-55℃での起動を保証
・入力電圧範囲:4.5V~28V、出力電圧:0.6V~5V
◆お問合せ先:
リニアテクノロジー(株)
TEL 03-5226-7291(代表)
http://www.linear-tech.co.jp