川崎汽船、インドでの機関士育成で現地船員教育機関と提携
インドにおける機関士育成のための船員教育機関との提携について
当社グループの船舶管理会社ケイラインシップマネージメント社(KLSM)は、インドの商船教育機関であるコーチン・シップヤード・トレーニング・インスティテュートと、当社の機関士育成に関する提携のための覚書の調印を行いました。同校にとって、海運会社とこのような覚書を交わすのは、これが初めての試みとなります。
この提携により、KLSMは同校に毎年10名の機関士候補生を送り、1年間の機関士教育を実施します。
候補生は、インド国内の4年制工科大学卒業生の中から公募してKLSMにより選抜され、1年間の座学学習の後、KLSM管理船において6ヶ月以上の乗船訓練を行い、機関士の海技免状を取得します。
インド全国から選抜した優秀な工科大学卒業生に、実際の船や機関を間近に見ることができる造船所内の船員教育機関という環境を生かした実地教育を行い、質の高い機関士を育成し、より高度な安全運航を目指します。
◆提携学校の概要(コーチン・シップヤード・トレーニング・インスティテュート)
・場所 インド ケララ州コーチン市
・設立 1993年
・特徴 コーチン・シップヤード内に設立されている。工科大学卒業生を対象に一年間の就学により、乗船実習後の免状取得コースを開設している。
Kライングループでは、2007年度インド、バングラデシュの船員教育機関各校から50名のキャデット(船舶職員訓練生)を採用して優秀な船舶職員の育成に取り組んでいます。2008年度には受け入れ規模を60名に拡大し、奨学制度も合わせて運用し、さらなる船員確保に取り組んでいます。
インド国内における主なキャデットの受け入れ校は以下の通りです。
◆AMET、VELS、Cochin Shipyard、TS Chanakya、MERI Kolkatta
※以下は参考資料を参照
■調印式の様子
■トレーニングセンター内の様子